私も夫も50歳を過ぎて

少しずつ衰えていく体の変化を受け止め、

ご飯をこぼしたり、

子供との会話中聞き返したりするたびに

「もう老人だよね」なんて自虐的に笑う。

 

 

そんな中で夫婦で確認する。

「いい老人になりたいよね」と。

 

私たちの「いい老人」の定義の中には

「若い人に席を譲る」というのがある。

 

変化していく世の中で

政治でも会社でも

どんどん若い人に任せたほうがいいというのが持論。

いつまでも古い考えでずっと居座るのは

「老害」。

 

 

昔は「ご隠居さん」なんて言葉もあって

良きタイミングで一線を退いて

こちらはこちらで悠々自適、

若者たちを遠くで見守って

何かあるときだけ力になっていたのだと思う。

 

 

世の中の変化、とくに今はそのスピードは早くなっている。

鈍くなった頭ではどんなに頑張っても

とうてい追いつかないのだ。

大事なのはその自分の衰えを認めること。

 

長年培った自分の価値観を変えるのは難しいけど

「今と昔では違う」というのを理解し

違いを認めることはできる。

 

それがかわいい老人になる秘訣だと思う。

 

 

 

老人の分の年金を若者世代が支えている現実。

財務省の資料では、2025年には65歳以上の人ひとりを

20〜64歳の1.8人が支えると推計されています。

(2014年は2.2人)

 

「こんな老人のために払うのは嫌だ」「老害だ」と

若い世代に言われないようにしたいものです。