下宿している大学生の息子から

電話がありました。

 

浪人している友達から連絡があり、

進路について相談されたとのこと。

 

今年から入試制度が変わったうえ、

ここにきて二次試験(個別試験)をやらない、なんていう

大学も出てきたから

 

そのお友達は不安になったのだと思います。

 

 

同級生の息子がお友達に伝えられることなんて限られている。

いっぱしに意見ができるわけもない。

 

ただ話を聞いて、寄り添うことしかできない。

 

「自分が思ったほうを選ぶといいよ、と言ったんだけど」って息子。

相談内容が内容だけ、息子もどうしていいかわからなかった様子。

 

 

だから

「お友達は話を聞いてくれただけで安心したと思うよ」って伝えました。

 

 

 

 

 

先日、今年80歳になる実家の母が電話をしてきて

 

年末に病気を発症した同級生のお友達が

退院はできたのだけど、

酸素装置を携行しなければいけなくなったことに

深く落ち込んでいるとのこと。

 

「だからときどき、メールしているの」と

教えてくれました。

 

それも病気のことや体のことには触れないで、世間話をしているのよ、と。

 

きっとお友達も少しずつ元気になってくれるはず。

 

 

私は

言葉や気持ちを相手に向けることで

ほんの小さな力かもしれないけど

その人の支えになるかもしれない、と信じています。

 

大切な人を思う気持ちは忘れないでいたいと思う。

 

 

 

私が

知らない土地に引っ越してきて不安なときに

良くしてくれた、娘の同級生のママさん。

 

 

いま娘さんが不登校になっていて

本人も、ママさんもどれだけ不安だろうと思う。

 

 

だから、ときどきラインをしています。

 

 

今はまだ無理なんだけど、

もし彼女とお茶したときに

こんな話をするだろうなという内容。

 

 

それで気が紛れたり、

少しでも気持ちが楽になればいいなという思いで。

いつも気にかけているよ、という気持ちで。

 

 

 

おせっかいかもしれない。

そういう気分じゃないときもあるだろうから。

 

返信はしてくれるけど

無理しないでねって言ってある。

 

 

年末に一度、ほんの数分、会って話すことができて

そんな私の気持ちも伝えました。

 

 

 

あのときあなたが支えてくれたから、

今度は私が支える番。

 

 

 

もうすぐ季節は春になります。

「穏やかな春が待ち遠しい」とメールにありました。

 

一緒に春を待とうと思います。