2021年5月10・11日は4月27日に解禁された群馬県の奥利根湖での釣り、この湖は関東平野を流れる利根川の最上流。ここの綺麗な水と豊かな森を一度経験すると虜になります、毎年解禁日が待ちきれません。でも残雪で水温も低い解禁直後の釣果は期待出来ません、自然に癒されながらの山菜採りも楽しみます。
奥利根湖は矢木沢ダムで出来た湖でアクセスはダムサイトから、そこへ向かう林道は午前6時に開きます。
係員がゲートを開けてくれるまではボートの準備、友人S君のボートに乗せてもらいます。奥利根湖は陸からの釣りは禁止でレンタルボートもありません、みんな思い思いのボートを持ち込んで釣りや沢登りなど楽しんでいます。ちなみに朝の外気温はまだ3℃、山を舐めてはいけません。釣り人のほとんどは専用船でのトローリング、キャスティングでイワナ・ヤマメ等を狙う人は少なく湖上ではほとんど出会いません。
ダムサイトからの風景、天候にも恵まれ穏やかな湖面が広がります。でもここから見えるのはほんの一部、この奥にさらに広がります。
ボートランチング用のスロープ入口で手続き、船を降ろします。管理人さんによると雪が少なかった今年はクマが早くから動き出し町の方へ降りてしまい困っているそうです。
いよいよ出船です、湖岸の新緑に癒されます。
釣りにはやる気持ちをおさえて先ずは日当たりの良い斜面に上陸、山菜を探します。狙うのはコシアブラにタラの芽や山ウド、でも少し早かった様で収穫無し。
日陰にはまだ残雪が見られます。
山菜探しを程々で切り上げてサクラマス狙いのトローリング、さまざまな水深を狙いますがなかなかアタリがありません。
所々良さげな斜面を見つけては上陸、諦められない山菜を探します。もちろんミノーを結んだキャスティングロッドも用意、さまざまなポイントでキャストしますが魚のチェイスも見られません。インレットの水温は4〜5℃、まだ冷たすぎるのでしょうか?
少しでも水温の高いダムサイト迄戻りトローリング、水温は10℃弱まで上がりました。水深2〜4mで30cmオーバーのサクラマスがスプーンにヒット、綺麗な魚体ですがまだまだ小型なのでリリース。
同じエリアでドジャー(集魚板)を付けたメタルバイブレーションにも同じようなサイズのサクラマス、これもリリース。1日目はここで終了〜
2日目も好天に恵まれました、さっそく船を降ろします。ここに来る方は皆さんランチング上手、1人でも手際良くスムーズに船を降ろします。
今日はキャスティングをメインにイワナやヤマメを狙います、ポイントは岬周りやインレット。と言ってもポイントは数知れず、うれしい悩みです。
残雪が見られるインレットは流れ込む水も豊富、ワカサギの接岸も見られますがイワナやヤマメの気配が感じられません。
地形変化のあるポイントでキャストを繰り返しますがノーチェイス、魚がどこにいるのかわかりません。表層からバーチカルにディープまで、シャローではサイトで魚を探しますが泳いでいるのはコイとワカサギだけ。
結局2日目はノーチェイスのノーバイト、完全オデコで終了〜でも綺麗な景色に癒されて満足の2日間。
後日奥利根湖に行った友人からのありがたいおすそ分け、コシアブラにタラの芽。やっぱ1週間程早かった様です、山菜はこのタイミングが難しいですね。