今までの軽量シャフトのあり方に一石を投じそうな新シャフト、7月15日に発売され、人気を博している三菱ケミカルのVANQUISH(ヴァンキッシュ)。
ラインナップが40g台と50g台でR2からTXといった、スペックが並んでいて、「あらゆるゴルファーに再現性の高いインパクトを提供する新しい“Light Weight”ブランド」とメーカーが謳っています。
前回は、4Rと4TXの2種類を試打し、このシャフトの追随性の良さを感じたため、今回は5Sと5Xを試打する機会を設けられたので、紹介していきます。
4Rと4TXの2種類を試打
今回用意したクラブヘッドは以下の2種類。
SIM2(9.5度)、SIM2・MAX(9.5度)
VANQUISH(ヴァンキッシュ)のキックポイントはカタログ値では先中調子。最近の大型ヘッドへの対応も4Rの試打で出来ていることが解ったため、多くのゴルファーがハマりそうな重さである50g台はどんな挙動を示すのでしょう。
まずは、5Sを試していきました。
カタログ値では、重量は56.8g
試打した結果、相性のいいヘッドはSIM2でした。
重心があまり深くなく、操作性のいいヘッドとの相性が良いように感じました。浅重心のヘッドと相まって、フェースが上を向くことがなく、弾道の高さと転がりのバランスが良い弾道がコンスタントに打てました。
振ってみるとSフレックスを振ってるような感覚は一切感じず、1フレックス下のSRフレックスを振っている感覚で、ゆったりスイングするタイプに合うように感じました。弾道の高さと捕まりが欲しいようでしたらロフト増や深重心のヘッドを選ぶといいでしょう。軽めのヘッドでも面白い組み合わせになりそうです。
次に、5Xを試していきました。
カタログ値では、58.8g
試打した結果、相性のいいヘッドはSIM2・MAXでした。
重心が深く、オートマチックなヘッドとの相性が良いと感じました。深重心のヘッドと相まって、フェースが適度に上を向き、弾道の高さと捕まりのバランスが良い弾道がコンスタントに打てました。
Xフレックスだけに撓り感は少なくなりますが、持った感覚では適度に撓るといった感じで、振ってみるとXフレックスを振ってるような硬さは一切感じず、1フレックス下のSシャフトを振っている感覚で、テンポよく振れるプレーヤーと相性が良いと感じられました。弾道の高さと捕まりをあまり欲しないプレーヤーはロフト減や浅重心のヘッドを選ぶといいでしょう。
今回、5Sと5Xを試打して感じたことは、40g台同様、切り返しからなめらかに動き、撓り戻りのタイミングや追随性が良くインパクトが暴れないので、ヘッドの特性を損なわず性能がそのまま反映される感じでした。
50g台後半の重量帯でありながらシャフトの撓り感も相まって本来の重さよりも若干重く感じられるので、軽いクラブを苦手としているプレーヤーでも重さを感じられていいのではないだろうかと感じました。また、ヘッドの重さや重心位置によっても選ぶフレックスの違いが出そうで、プレーヤにとっては面白そうな組み合わせを多く作れ、選択肢の広さに妄想も広がりそうです。
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