受講者のみなさんがミスをした場合において一番多いのは振る高さに対するミスです。コースは平らなところがありません。つまり毎ショットボールの高さも変わるということです。
地面との高さにアジャストしていないのでフェースの芯を捉えることができないミスショットになってしまいます。対処していく過程においては最初は上手くいかないことが多いのですが、結果だけに囚われず”こうするとこうなるのか”といった第三者的な目で分析を進めていくことにより答えが導き出されてきます。
東京から２泊３日で初参加のNさん。
３０ｙ～５０ｙの精度を上げたいとのこと。
短くもあり、そこそこ距離もあると感じられるような中途半端な距離の精度は様々な要因でミスをしやすいといえるのですが、ミスの要因のひとつである入射角に問題がありました。
アッパー軌道で高弾道ドローが持ち球でしたが、ドライバーショットのティーを高くしたがる傾向があって、パワーポイントよりも左・上にズレていること慣れてしまっている関係で、アッパー軌道が強くなりすぎて、地面にあるボールを打つ、その他のクラブに悪影響を与えていました。
ドライバーショット時のティーアップの高さを許容範囲に収めることから始め、バックスイングからダウンスイングへの入射角を意識づけしていきました。
そうすることで、アッパーブローになり過ぎていた入射角が改善され、レベルブローに近づけることでショット以上にアプローチの精度をあげることができました。
さらに、セットアップ時のボール位置をヒール寄りにすることでスピンを増やすことも出来るようになったため、しっかりインパクトしても飛びすぎることなく、止まる安心感も出て、精度が上がることに繋がりました。
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