2019年8月7日の出来事と、2019年10月18日の出来事 | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 水は温(ぬる)み、若草が萌え、風薫る時節へ。

我が国は、欧亜(ユーラシア、Eurasia)大陸の東側に位置する島国で、その北端と南端では、緯度の開きが大きく、季節の移り変わりに、濃淡や遅速がありますが、僕が暮らしている三浦半島の横須賀では、そんな時節になり、一昨日、近所で、藤棚の藤が咲いているのを、見かけました。

 

 平成の御代(みよ)から令和の御代へ。御譲位が行われ、今上陛下が即位されてから、3年の歳月が経ちました。時事を振り返れば、2019年8月7日に、米国の生化学者、キャリー・マリス氏が、逝去されました。マリス氏は、1985年に、PCR(Polymerase Chain Reaction)法を発表し、このPCR法の発明が評価されて、1993年に、ノーベル化学賞を、マイケル・スミス氏と共に、受賞されました。

 

 ノーベル賞のウェブサイトに、「PCRは、医学研究(medical research)や、科学捜査に関わる学問領域、法科学(forensic science)において、きわめて重要です」と記されているように、「PCR法は、医学研究や、DNA型が一致するとかしないとかの問題において重要なものであって、感染しているとかしていないとかの問題に対し用いるものでは、決してない」と、僕は確信しています。

蛇足ですが、1993年に、ノーベル賞授与の理由となり、それぐらい高く評価されたPCR法が、それから26年以上の歳月が過ぎて突然、しかも、マリス氏が逝去されて間もない時期に、感染症に感染しているかどうかの検査用いられ始めるなんて、うーん、ちょっと変ではないでしょうか。

 

 そして、マリス氏が逝去されてから2か月余りが過ぎた、2019年10月18日に、武漢では、夏季世界軍人運動会(Military World Summer Games)の開会式が開催され、偶然、同じ日に、ニューヨークでは、"Event 201"と呼ばれる会合が、あのジョンズ・ホプキンズ大学の外郭団体と、あの世界経済フォーラムと、あのビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団によって、開催されました。

 

 因みに、"Event 201"のウェブサイトによれば、この会合は、「上層部による、感染症の世界的流行に対する演習(a high-level pandemic exercise)」だそうです。

そして、"Event 201"に込められている意味は、「近年、世界では、年に約200の感染症事例(epidemic events)が発生しています。近未来において、『201番目の感染症事例(event)』が発生して世界的に流行し、2年以上終息しないかも知れないので、事前に、上層部が集まって、皆様方の健康のために、パンデミック対策を演習します」、のようです、多分。こちらも、うーん、ちょっと変ではないでしょうか。

 

 で、程なくして、WHOによって「COVID-19」と命名されることになる感染症の流行が始まり、終息しないまま、今に至ります。

 

 

神奈川県横須賀市にて

佐藤 政則