立法者(lawmaker)である国会議員の脱法行為(evasion of law) | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 法律、広く申し上げれば、法令に従う従わないに関し、コンプライアンスなる外来語が使われることがあります。幾重(いくえ)にも不思議でなりません。

 

 人の世には、阿漕(あこぎ)な人もそれなりの割合でいて、そういう不埒(ふらち)な人にこそ対応しなければならないという、法令の性格上、法令には、どうしても、ある程度、複雑怪奇にならざるを得ないという側面があります。

なので、生まれてから死ぬまでの間、一度も、全ての法令の全ての条項に違反しないで過ごすことは、甚だ困難なことですが、もしも、行政府の長であり、必然的に国会議員でもある、我が国の内閣総理大臣(憲法67条1項)が、脱法にご熱心で、遵法精神を持ち合わせていないとすれば、皆さんは、どう思われますでしょうか。前置きが長くなりましたが、今回は、そのような内容のことを、書かせていただきます。

 

 僕自身は、岡山県の東隣の県である兵庫県の姫路市の生まれですが、僕の父母も両方の祖父母も皆、愛媛県生まれで、僕自身の本籍地も、長らく、松山市内にありました。

そういう縁もあり、伊丹(いたみ)空港の騒音公害に絡む土地に関する例の案件が、連日、報道されていた頃から、「あの岡山理大(の加計学園)が、なんでまた、今治に獣医学部を作るのだろう。こっちの案件のほうが、やり口が、阿漕過ぎやしないか。こっちのほうが、問題としては、大きくはないか」と感じ、例の法律、国家戦力特別区域法(平成25年12月13日法律第107号)を、ざっと眺めては、「それにしても、ひっどい法律が、安倍政権発足から1年後に、出来てたんだ。ぼうっとしていたのか、気が付かなかったよ」と思ったりして居りました。

 

 この問題に関して、専門的な語句(technical term)は、なるべく避けながら、少し深入りしていこうと思っていますが、今回もまた、長くなってきましたので、とりあえず、ここまでと、させてください。

 

 

神奈川県横須賀市にて

佐藤 政則

 

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