どういう訳だか、例年、どちらかと言えば政治というよりも政局に関し、どこかしらで「3月危機説」という言葉が聞こえてこないでもない3月も、もう晦日(みそか)。
政府の会計年度(fiscal year)が、英国などと同じで、4月始まりである日本では、3月は予算(budget)を成立させなければならない時期。予算、そして、国債(=公債)の特例法について、予算の成立前に、少し、書かせていただこうかなと思っていましたが、4日前の3月27日に、政府案通りに、平成31年度予算が成立しましたので、又の機会にいたします。
因みに、米国政府の会計年度は、日本と半年違いの10月始まりで、昨年の9月26日に、議会が連邦予算法案を可決し、翌々日の9月28日に、トランプ米国大統領が署名し、予算法案が成立しています。歳出の一部に関しては、例の「国境の壁」問題の影響で、短期間の歳出法案(short-term spending bill)ですが。
平成31年度予算が成立した3月27日の翌日、3月28日(現地時間)は、米国ペンシルバニア州にある(*)スリーマイルアイランド(TMI)原発で、広範囲な影響を伴う事故(accident with wider consequences)が発生してからちょうど40年の日でした。
レベル5以上である原子力事故全ての発生日の月日を順に並べると、福島第一原発が3月11日、TMI原発が3月28日、チェルノブイリ原発が4月26日、旧ソ連・マヤーク核兵器生産コンビナートが9月29日、英国ウインズケール原発が10月10日。何だか、全て、春分の日と秋分の日に近く、「太陽の活動と、何らかの関係があるのかな、どうなのかな」と、感じています。
(*)固有名詞の表記は、なるべく、現地での発音を尊重するよう、心掛けています。
ぐだぐだと長くなってしまいますが、「3月」に関連して書こうと思って、結局、書けなかったことの、あともう一つは、1945(昭和20)年3月10日未明の東京大空襲、3月12日未明の名古屋大空襲、3月14日未明が中心の大阪大空襲(日時は違いますが、京橋駅爆撃被災者慰霊碑の説明文)、3月17日未明の神戸大空襲と、ハーグ陸戦条約の附属書「陸戦の法規慣例に関する規則」の23条の(b)について、です。いつか、書こうと思っていますので、宜しくお願いします。
(ネット上で、23条の(b)の日本政府による日本語訳を探したのですが、見付かりませんでした。条約の正文で使われている言語に、英語が含まれているかどうか、確認が取れていませんが、英語版は、赤十字国際委員会のサイトにありました。)
神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則
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