いやあ、参りました。一昨日の夜、電車内で、iPod touchに入れているGmailアプリを使い、オフラインでブログの文章を書いていたのですが、終点のJR網干(あぼし)駅に近づいた時に、それだけ疲れていたということなのでしょうか、誤って、入力中の文章を全削除してしまいました。
恐らく、文章を編集しようと思い、編集したい位置にカーソルを置こうとタップした際に、誤って「すべてを選択」し「カット」して、ページが真っ白になり、数秒後に、真っ白のページが自動保存されたのだと思います。今考えれば、この時点では、クリップボードに残っていたかも・・・。という訳で、今度は、帰りの電車内ですが、気持ちを落ち着けて、書き直します。
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なぜ、もっと早く、それに気付かなかったのだろう。50歳をとっくに過ぎて、なお、天命を知る予兆すら見当たらない身ではありますが、時に、そう思い、悔やむことがあります。「頭の中が、少しずつではあるものの、アップデートされていることの証左だ」と呟いて、自分を慰めています。
8年前、福島第一原発で深刻な事故(major accident)が発生した直後の記者会見で、時の官房長官が、しきりに、「直ちに影響はない」と仰っていました。
他人に害を加えても、時間をかけて(=慢性的に、chronically)害を加えている限り、言い換えれば、(*)急性的に害を加えない限り、他人に害を加えたとは、司法上、なかなか判断されない。原発に限らず、全ての分野において、そうであり、現在の社会は、そういう社会である。
このことに、官房長官の「直ちに影響はない」発言を聞き、この発言について繰り返し考えるまで、僕は、気付いていませんでした。
(*)原発の場合は、急性的に害を加えても、その損害が異常に巨大な天災地変又は社会的動乱によつて生じたものであるときは、賠償する責任を負いません(原子力損害の賠償に関する法律3条1項但し書き)。
事業活動を行う中で、「時間をかけて他人に害を加えることになってでも、今期の増収増益を実現し、自分の金融資産を更に増やす」ことを、良しとするか否か。また、そのバランスを、どのようにして保つか。
子や孫、ひ孫の世代の者に対し申し開きができないことをしてでも、自分の金融資産を更に増やし、自分の便利快適を更に追求することに、短い人生、どれ程の意味がございましょうか。あの日から8年余りの歳月が過ぎた今、僕は、そう思っています。
いつになるかは未定ですが、時間がある時に、コピペして、校正、アップロードします。
3月17日に電車内にて作文、後日、横須賀市にて送信
佐藤 政則
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