「もういくつ寝るとお正月」と「Happy Birthday to You」 | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

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 🎵もういくつ寝るとお正月。僕が子供の頃は、世間一般の風潮として、今よりも、正月が待ち遠しかったように思います。ダイエーの創業者である中内㓛氏は、毀誉褒貶相半ばする人物ですが、氏が、元日に初売りを行う元日営業を、チェーンストアで最初に大々的に行ったことは、今、振り返ってみれば、日本人の正月の慣習に対し、負の影響のほうが大きかったと、僕は考えています。

 

 なぜ、日本人は、正月が待ち遠しいのでしょうか。そもそも、なぜ、日本人は、新年を祝うのでしょうか。米国など、キリスト教の影響が大きい国では、新年の行事や食べ物など、新年の風習、慣習は、日本と比べ、あまりないように思います。

これまた、個人的な見解ですが、僕は、戦前の日本において、年齢は数え年であり、正月は、「日本人全員にとって、年齢が一つ増える時期」であったことと、深く関係していると思っています。正月は、新しい一年の福を祈る時期であり、かつ、日本人全員にとって、年齢が増えたことを祝う「今で言う誕生日」だったからこそ、待ち遠しかったのではないでしょうか。

 

 先の大戦における戦闘行為が終結し、終戦を迎えてから73年。玉音による「大東亜戦争終結に関する詔書」の放送を、17歳の時に聴いた方々は、現在、およそ90歳。僕は、以前、介護保険法8条28項で定義されている「介護老人保健施設」で働いていました。そういう施設では、大抵、毎月、その月が誕生月であるご利用者(=入居者)に、誕生日のカードをお贈りしたりして、お祝いを致します。その際に歌う歌は、なぜか、英語の「Happy Birthday to You」です。「若き日に、もしくは、幼き日に、終戦を迎えた高齢の方々に対し、英語の歌でお祝いをするのは、如何なものか」と思い、日本の歌で、誕生日を祝う歌を探したのですが、そういう場に適した誕生日を祝う歌を見つけることは、できませんでした。

 

 もう二晩寝るとお正月。お正月には凧上げて独楽を回して遊びたいところですが、なかなかそういう訳にも参りません。本年(平成30年、皇紀2678年、西暦2018年)最後の投稿になると、思います。閲覧、有り難うございます。来年も、宜しくお願い致します。

 

 

神奈川県横須賀市にて

佐藤 政則

 

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