忙中閑あり、ボクシング・デイ、そして、煩悩の塊のような制度 | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 気付けば、もう年末。生活上の些事、雑事に追われるばかりで、あれもこれも、これと言って前に進んでいない、そんな毎日です。心の調子はさて置き、体の調子は、腰や腕に慢性化しつつある痛みはあるものの、今夏から徐々に再開した走り込み(jogging)のおかげか、不調は充分に脱したと感じて居ります。

 

 今朝は、大正天皇が崩御された日付である12月25日から1日遅れましたが、大正天皇崩御の地であり、昭和天皇皇位継承の地でもある場所を訪れようと思い、走ったり歩いたりしながら、葉山しおさい公園の入り口に行って参りました。公園の中には入らず、入り口で休憩をさせていただいた後、そのまま海岸沿いを北上し、途中、森戸大明神に寄り、例年のことですが年始もゆっくりと過ごせそうにないので、空いている今、早めの初詣でを済ませ、JR逗子駅まで行軍し、そこからは、電車に乗って横須賀に戻りました。

 

 あれっ、そう言えば、きょうはボクシング・デイ(Boxing Day)かな。走っていて、ふと、そう思いました。今、ざっと、ブラウザ上で『Googleカレンダー』を急ぎ繰ってみると、今から31年前、1987年の12月25日は金曜日なので、翌日の12月26日はボクシング・デイ。まだ青二才の学生だった頃(今も、青二才かもしれませんが)、この日にロンドンで、「ボクシング・デイなので、鉄道が運休」という状況に遭遇したことは、6年前に書かせていただきました。

 

 ボクシング・デイは、かなりざっくりと言えば、「クリスマスの日に休めない人に、休んでもらいましょう」という趣旨の、英国などの法定休日。周りの人の福利を慮ること(To consider welfare of people around you)。寄附とは、基本的に、民法でいう贈与(549条)です。無償で、つまり、「見返りがないにも拘わらず、相手方に自己の財産を与える」ことです。最近、やたらと、いわゆる『ふるさと納税』のネット広告を目にする度に、「煩悩の塊じゃないか」、そう心の中で呟いています。

 

 

神奈川県横須賀市にて

佐藤 政則