素人が政局について書かせていただく、しかも、根拠と呼べるほどのものがないにも関わらず、書かせていただくことは、あまり意味のないことだと思いますが、どうも、嫌な予感が拭えないので、読み流していただく軽い読み物として、書かせてください。
「そんな風に考えているのは君だけだ。どうかしてるよ」と言われてしまいそうな考え方をすることは、今に始まったことではないのですが、本年の1月6日から1月19日にかけて、断続的に述べさせていただきました「33年ぶりの『6月参院選』の現実味」に関し、今のところ、同じようなことが述べられている報道記事が見つからず、再度このことについて述べれば、重ねて、「どうかしているよ、あいつ」と思われるであろうことは承知の上で、書き進めて参ります。
憲法73条の中の3号に書かれている通り、内閣によって締結された条約は、事前、または事後に、国会の承認を経ることが必要で、ひょっとしたら、安倍首相の頭の中に、TPP(Trans-Pacific Partnership、いわゆる環太平洋協定)の承認を、是が非でも今夏の参院選前に成立させ、「TPP承認と伊勢志摩サミットの成功」をウリにして参院選に臨みたいという思いがあって、本年1月4日に、今国会(第190回国会)を招集した可能性もなくはないと思っていたら、TPPの承認は、あっさり、秋に先送りする模様。
「衆参同日選」というバルーン(balloon、気球)を、ばんばん飛ばせて、野党の参院選準備を撹乱させるという昔ながらの手法が、今回も見られていたようですが、繰り返し申し上げています通り、安倍自民党総裁の任期が満了する2018年9月までにおいて、必ず行わねばならない国政選挙は、今夏の第24回参議院議員通常選挙だけです。つまり、「衆議院議員総選挙を行って、現有議席数を超える数の議席を獲得できる」という確信がない限り、安倍内閣が、「衆議院の解散」を閣議で決定することは無いと、僕は考えています。
「軽い読み物」の積もりが、そうでもなくなってきました、申し訳ないです。ここで、一旦、切らせてください。
神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則