正直、下世話なことには、あまり関心がないので、衆議院議員の補欠選挙が、公職選挙法第33条の2第7項に基づき、今月の第4日曜日に、故・町村信孝氏の北海道5区で行われる日と同じ日に、同法第33条の2第2項に基づき、京都府3区でも衆議院議員の補欠選挙が行われることを、つい最近まで、知りませんでした。
更に、京都府3区でも補選があることを、つい最近知った際には、「あれっ、京都府3区って、誰だったっけ。散々、『まず辞めるべきは、大臣の職ではなく国会議員の職ではないのか』と書かせていただいた御三方のうちのお一人、前原誠司氏って、京都府3区じゃなかったっけ」と思ってしまったほど、迂闊でした。
確認しましたら、前原氏は京都府2区で、京都府3区は、我が自民党の若い人、宮崎謙介氏だったそうです。
僕は、宮崎氏の人となりや政治信条を、全く存じ上げないのですが、報道によると、前述の御三方のように、公職選挙法違反や政治資金規正法違反の疑いが取り沙汰された訳ではなく、どうやら、私生活における行い、いわゆる素行の悪さが取り沙汰されて、辞職されたそうです。
そもそも、政治家は、自身の政治活動に責任を負う人種です。謹厳居士でなければ政治家を辞めなければならないのなら、伊藤博文氏もジョン・F・ケネディ氏も政治家失格、最低の内閣総理大臣、最低の大統領ということになります。報道されている通りに、「宮崎氏に、一私人として駄目な部分があった」と仮定して、その駄目な部分を補って余りある政治手腕や政治信条を、宮崎氏がお持ちかどうか、もちろん、僕は存じ上げませんが。
益々、短絡的な思考が幅を利かす住みづらい世の中になっていっているように、僕は感じています。
神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則