天皇皇后両陛下のご訪比に関し、心が動かされたこと | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 日本人として生まれてから今まで、そのほとんどをこの国で過ごして参りました。アメブロを始めてからは、日々、何か心暖まる出来事があれば、ここで書かせていただこうと思いながら過ごしているのですが、国政に限って申し上げれば、僕がぼやぼやしているせいだと思いますが、心暖まる出来事が、皆無とは申しませんが、ほとんど見つかりません。
過日、衆議院の小選挙区で申し上げれば神奈川県11区の区域内からジョギングし始めて、神奈川県4区に入りましたら、とんでもないポスターを見つけてしまい、思わず、心がやられそうになりました。この件は、もし機が熟せば、ここで書かせていただきます。

 国政ではなく皇室外交において、先日、心暖まるということではないのですが、心動かされる出来事がございました。
天皇皇后両陛下が、日本人の戦没者を追悼するための「比島戦没者の碑」に供花されるよりも前に、フィリピン人の戦没者を追悼するための「無名戦士の墓」の慰霊碑に供花されたことにも、もちろん、心動かされたのですが、先月26日に両陛下が、フィリピンのニノイ・アキノ国際空港にご到着されましたときの様子を伝えるニュース動画を見て、心動かされました。

 33年前、1983年の夏、この空港で何があったか。僕は48歳なのですが、僕と同じか、僕よりも上の世代の方は、ご存じだと存じますが、ベニグノ・アキノ・ジュニア(通称:ニノイ・アキノ)元上院議員が、この空港で、国軍兵士によって連行された直後に、暗殺されました。その空港にご到着されタラップを降り、フィリピンの地を踏まれました両陛下を、先頭に立って迎えられたフィリピン人は、ベニグノ・アキノ3世比大統領でした。そう、彼は、この空港で暗殺されたアキノ元上院議員のご子息です。

 このことに言及している記事が見つからなかったので、僭越ではありますが、僕が触れさせていただきました。


神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則