今、衆議院を解散して、得をする人は、一人しかいない | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 与党が与党なら、野党も野党、これでは、益々、政治に対する不信感が、募るばかりです。

 「自分は、かくかくしかじかな性格なので・・・」などと、自ら申し上げることは、どうかとは思いますが、僕は、元来、穏和を絵に描いたような性格なので、争いごとを好まず、他人と言い争わねばならない場面に出くわさないよう、日々、心掛けています(まぁ、自己評価ほど、当てにならないものはないのかも、しれませんが)
しかし、戦うべきときに戦わなければ、もしくは、正論を申し上げるべきときにそれを申し上げなければ、国民としての本分を果たせないとも、思います。なので、一自民党党員という立場上、大変、申し上げ難いことも、国家、国民のことを考え、申し上げて参ります。

 学生の皆さんは、試験というものは、試験日にのみ行われるものと思われておられるかもしれませんが、社会において生きるということは、人の中で揉まれ、日々、人格という試験を受けているようなものです。常に、人格が問われています。内閣総理大臣なら、なおのこと、そうです。常に、人格、品性、政治家としての力量が問われ、問題があれば、内閣不信任決議案、もしくは、内閣信任決議案が、国会に提出されます。
ということは、内閣不信任決議案が可決されていなければ、もしくは、内閣信任決議案が否決されていなければ、国民の信を得ている訳で、改めて、国民に信を問う必要はありません。

 今、衆議院を解散して、得をする人は、一人しかいない。僕は、そう思っています。このことに関しては、日を改めて書かせていただきます。野党の皆さんが、もし、「今、総選挙をすることは、国政を前に進める上で、適切ではない」とお考えなら、本日、内閣不信任決議案を国会に提出することが、戦略上、最善の策でしょう。おそらくは、否決され、「現内閣が国民の信を得ていて、今、衆議院を解散する必要がない」ことが、確認されるでしょう。
出掛ける時刻になってしまったので、すみません、今回はここまでと、させていただきます。


神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則