先月の下旬に、寝台列車サンライズ瀬戸・出雲で、兵庫県の姫路市や神戸市を訪れていた際に、「神戸市で、切断され損傷が激しい、身元不明の女児の遺体が発見されるという、猟奇的で痛ましい出来事」が、大々的に報道されていました。
また、旅先にいたとき、「イオン株式会社が、子会社である株式会社ダイエーに対する持ち株比率を100%にして完全子会社にし、ダイエー株の上場を廃止する方針、そして、ダイエーという屋号、看板を降ろし、イオングループの別の屋号で、店舗網を再編する方針」が発表され、同じく、大々的に報道されていました。
十代の頃、ダイエー直営のトポス姫路駅前店でアルバイトをし、大学時代は、日本初の立体駐車場併設の大型商業施設であると言われている、ダイエー香里店で、日々の買い物をしていた者としては、後者の報道記事を読んで、何だか、砂をかむような思いがしました(両店舗は、とっくに、建物ごと、なくなっています)。
原因は、もちろん、そういったことだけではないと思うのですが、過日、「益々、古い人間には住みづらい世の中になっていくものだなと感じる、今日この頃」と、書かせていただきました。
イオン株式会社の連結売上高は、6兆3951億円(2014年2月期)だそうですが、米国ウォルマート・ストアーズ社の連結売上高は、4731億ドル(2014年1月期)。1ドル109円で、換算すれば、4731億ドルは、51兆5679億円。
"同族支配"が強いウォルマート・ストアーズ社は、日本においては、株式会社西友の株式を徐々に買い増し、最終的に、その上場を廃止した上で完全子会社化し、合同会社西友に改組しています。
2017年まで、毎年、上がり続ける、厚生年金保険料率(厚生年金保険法81条4項を参照してください)。92億円の土地を購入しても、課されないのに、92円のピーマン(green pepper)を購入したときは課される、消費税及び地方消費税。
こういった状況の中、いつの日か、イオンの業績が、更に悪化したときに、ウォルマートが、一気に、イオン株を買収し、子会社化するのではないか。ちらっと、そんな想像が脳裏をかすめたことも、「古い人間には住みづらい世の中になっていくものだな」と感じた原因だと、思います。
神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則