一昨日の晩に、JR仙台駅前でレンタカーを借り、岩手県の一関(いちのせき)を経由して、気仙沼に伺い、復路は、海岸沿いの国道45号線を南下し、石巻を経由して、昨夕、JR仙台駅前に戻りました。続いて、仙台空港から神戸空港に移動し、神戸新交通・ポートライナーに乗り換え、神戸の港湾施設を眺めながら、人工島を縦断し、神戸の繁華街、三宮に向かいました。
神戸市は、兵庫県南部地震が発生してから2年4か月後に、神戸港復興宣言を出しました。軽々に比較することはできませんが、気仙沼から、石巻、仙台、神戸へと、一気に移動し、東北地方太平洋沖地震後の、港湾施設や海岸部の原状回復、復興の進捗具合に関して申し上げれば、緩慢であるような印象を受けました。
もちろん、被災された方々の日常生活に直接関わる部分の復興の進捗具合は、仮設住宅、仮設店舗などの現状、公立学校の運動場が運動できない場である現状が、マスコミで報道されている通りです。
日本国民ひとりひとりができることには、限りがあります。国民の共同連帯ということが、政治の場において、忘れ去られているように感じます。因みに、「国民の共同連帯」という言葉は、国民年金法(昭和34年法律第141号)の1条で出てくる、やや古い言葉です。
兵庫県姫路市にて
佐藤 政則