走水(はしりみず)辺りの海岸沿いを走りながら、東京湾を眺めて | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 東武伊勢崎線のとうきょうスカイツリー駅の、以前の駅名は、業平橋(なりひらばし)駅。正直申し上げれば、「業平橋駅のままで良かったのではないか。その後ろに括弧して、"業平橋(とうきょうスカイツリー前)"とすれば良かったのに」と、内心、思っています。駅における案内板には、括弧書きで旧業平橋と書かれているそうで、やはり、旧駅名を惜しむ声も、多かったのでしょうか。

 過日、在原業平の「世の中にたえて桜のなかりせば・・・」を、採り上げさせていただきましたが、在原業平で、まず思い浮かぶのは、僕の場合、伊勢物語二十三段に出てくる、

「風吹けば沖つ白波たつた山 夜半(よわ)にや君がひとり越ゆらむ」(*)です。

(*)拙訳
風が吹くと、白波が立つ海のように危険で心細いであろう竜田山を、夜半にあの人は一人で越えているのだろうか。ご心配申し上げます。


 この、二十三段自体は、学生のとき、授業で学んで、「世の中、そんなにうまくいくとは限らないよ」などと、思ったものです。
昨夕、防衛大学校がある、横須賀市走水(はしりみず)辺りの海岸沿いの道を、自分の足で走りながら東京湾(労働者災害補償保険法上の特定水面)を眺め、水面があまりに穏やかで、伊勢物語二十三段の「風吹けば沖つ白波たつた山・・・」を、思い出しました。

 前回の投稿で、走水について書き始め、「遅々として進まず」といった感じですが、続きは、次回以降にさせていただきます。


神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則