中国は、リスク(risk)ではなく危険因子(danger)である | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 日本では、自動車の排出ガス規制実施の結果、昔と比べれば、黒い粒子状の物質の飛散が、減ったように思う。もちろん、自動車の、特に大型車の交通量が多い幹線道路沿いなどでは、今でも、窓を開けっ放しにできない所が多くあろうかと思いますが、昔と比べれば、改善されているのではないか。昔は、眼鏡が、すぐに、黒い粒子状の物質で汚れた。

 10年以上前のことであるが、上海市に出かける度に、建設ラッシュによる大気の悪化も相まって、呼吸をするのが憚られるくらい空気が汚れていて、交差点などで大通りを横切るときは、よく、ハンカチで口元を押さえていた。

 数年前に、中国産の毒入り冷凍餃子の事件(天洋食品事件)があって以降、私は、とんと、冷凍食品を買わなくなった。多くの冷凍食品が中国産だからだ。今では、冷凍食品のみならず、多くの食品や食品原料が、中国から輸入されている。蜂蜜も、梅干しも、漬け物も、煮豆も、よくよく、原料記載欄をみれば、中国産と書かれているものが、多い。

 投資の世界には、カントリーリスク(country risk、危険に直面する確率)という言葉があるそうだが、中国共産党が独裁を続ける中国は、もはや、リスクではなくデインジャ(danger)、危険因子そのものである。
民主主義は、政策を、立案し審議し決定し実行するのに時間がかかり、効率がよくないよう見える。だからといって、独裁を許せば、どうなるかは、中国、北朝鮮、シリアを見れば、明らかだ。

 私達は、後世の人が「21世紀の初頭までは、独裁という体制が、あったらしい」と語れるよう、力を尽くすべきである。


神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則