体調が思わしくなく、なるべく静養しています。本日、2月7日は、衆参両院における、「北方領土の日」の設定を含む、北方領土問題の解決促進に関する決議や、全国の地方関係団体等における同様の決議に基づき、閣議了解により、「北方領土の日」であると、設定された日だそうだ。
私は、択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島を指して、北方領土と呼ぶことは、適切ではないと思っている。また、1855年2月7日に、日魯通好条約が調印され、択捉島とウルップ島の間に国境線を引くことを、両国が確認したことに基づいて、2月7日を、わざわざ、「何とかの日」と呼ぶのも、「なんだかなぁ」と思っている。
2月7日を「北方領土の日」と呼んだ結果、2月7日が「北方領土の日」であることが周知される一方、1855年2月7日に、日魯通好条約が調印され、択捉島とウルップ島の間に国境線が引かれたことが、ほとんど周知されていない。
2月7日は、「何とかの日」としてではなく、日魯通好条約が調印された日として、広報すべきである。そして、南樺太と千島列島の領有権が回復した暁には、回復した日を「北方領土、東方領土の日」と、呼ぶべきである。
国連に加盟している193か国のうち、朝鮮民主主義人民共和国、中華人民共和国、大韓民国、ロシア連邦(英語表記のアルファベット順)を除く全ての国が理解し、賛同できるように、日本政府は、理を詰めて、千島列島、南樺太、竹島、尖閣諸島に関する諸問題を、世界に向けて説明すべきである。
神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則