眼光鋭そうな歴代米国国務長官と、日本の外務大臣 | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

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 米国国防省の、原語での表記は、Department of Defense。直訳すれば、防衛部である。そして、米国国務省の、原語での表記は、Department of State。直訳すれば、国家部である。もちろん、この「国家」は、連邦国家(federal state)の「国家」だろう。

 米国国務省は、他の国でいう外務省に相当すると言われている。米国の連邦政府の主要な役割は、外交と国防だろう。図らずもなのか、図ってなのか、よく分からないが、「国家部」が外交を担当することは、連邦国家、アメリカ合衆(州)国の有り様を、よく示しているように、思う。

 国際通貨制度、自由貿易、安全保障、テロリズム対策、エネルギー問題などなど、各般の分野で、益々、外交交渉が必要になっている。そんな折、民主党政権下では、軽量級と申し上げれば、お叱りを受けるかもしれないが、私のような普通の国民が、そう思ってしまうような外務大臣が、続いた。岡田克也氏、前原誠司氏、松本剛明氏、玄葉光一郎氏。

 例えば、直近16年間の、歴代米国国務長官は4名、マデレーン・オルブライト氏、コリン・パウエル氏、コンディ・ライス氏、ヒラリー・クリントン氏。眼光鋭そうな人達が、並ぶ。コリン・パウエル氏は、そうでもないが、氏は、湾岸戦争を指揮した退役軍人である。鋭そうな眼光は、必要ない。

 私は、てっきり、麻生太郎氏が外務大臣として再登板するものと、思っていたが、財務相人事が、相当、難航したのだろうか。いずれにせよ、新政権のもとで、新年を迎えられることは、有り難いことだと思っております。


神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則