笑顔で交わしたあの握手は、一体、何だったのだろうか | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 昨日、11月11日は、パレスチナ自治政府のヤーセル・アラファト議長()の命日で、パレスチナを国家として承認しているシンガポールのStrait Times紙の電子版によれば、パレスチナのマフムード・アッバース大統領()は、アラファト議長の没後8年を記念する行事の場で、"We're going to the United Nations in November 2012, not 2013, or 2014"と、述べ、「今月中に、国連総会に対し、国連での地位の向上を要求すること」に、意欲を示した。
()日本国外務省の表記に従いました。

 パレスチナの国連での地位は、現在は、「オブザーバー」で、その格上げを、昨年に続き、要求するらしい。まぁ、そのこと自体は、報道機関が大きく採り上げるべき出来事だとは思わないが、パレスチナを国家として承認していない日本や米国のマスコミが、どのように報道しているのだろうかと思い、色々と検索してみたが、一切、記事が見当たらない。

 前述のヤーセル・アラファト氏は、1994年に、イスラエルのシモン・ペレス氏、イツハク・ラビン氏と共に、ノーベル平和賞を受賞している。その前年の9月にワシントンD.C.で、暫定自治拡大に関する原則宣言(いわゆるオスロ合意)に署名し、クリントン米国大統領を挟んで、ラビン氏とアラファト氏が握手を交わした。この出来事も、今では、もう、昔話ということか。

 ここのところ、イスラエルのイランに対する姿勢が、気になって仕方がない。特に、ネタニヤフ首相の発言、もしくは、氏の発言だとされるものが、気になっている。イスラエルも、一枚岩ではないということか。
国力が低下し続ける日本は、中東の平和に関し、何らかの役割を果たすことなど、できないのだろうか。


神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則