引っ越しに関する作業のうち、搬送の作業自体は、滞りなく進んだのですが、水回り、具体的には、洗濯機の設置で、てこずっておりました。
水栓部品を調達するために、ホームセンターに何度も出掛け、洗濯機設置場所のかさ上げをするために、コンクリートブロックを調達し、ちゃんと段ボール紙とPPバンドで梱包した上で、そのまま、何食わぬ顔をしてJR横須賀線に乗り、運んだりしていました。
ようやく、インターネット上で可能な、転居にまつわる手続き以外の作業は、ほぼ終えましたので、普段の生活に戻れそうです。
たった数日、ほんの少し、普段の生活から離れただけで、ばたばたとしてしまう。昨年の春に発生した大震災と重大な原子力事故。それによって、日常生活の全てを奪われた方々のうち、果たして、何人の方が、「震災前の生活とあまり変わらない程度にまで、回復した」と、感じられているだろうか。
兵庫県南部地震による阪神・淡路大震災で被災した施設のうち、神戸港の港湾施設については、政府の迅速な支援もあり、震災発生後2年2か月で全面復旧し、神戸港復興宣言が出されたそうだ。
国会議員や国会議員になろうとする者達が、いくら合従連衡を繰り返しても、政策の立案と実行の質が向上する訳ではない。むしろ、低下するだけであり、結果として、官僚の、官僚による、官僚のための行政が、強化される。
「国会議員の敵は、国会議員」と思われている国会議員の先生方は、「井の中の蛙、大海を知らず」にならないよう、井から出て欲しい。そして、市井のふちにいる人の絶望を、心して感じていただきたい。
神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則