正当事由がなく国会を欠席することは、任に背く行為である | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

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 自民党所属の衆議院議員は、一部の者を除いて、昨日の夕方、衆議院本会議で行われた、内閣不信任決議案の採決を、欠席した。

 病気や怪我など、出席できない正当な事由がないにも関わらず、国会議員が、本会議や委員会を欠席することは、全国民に対する背信行為である。国会議員は、各々、全国民を代表する者であり、国権の最高機関である国会に登院し、国会という公開の場において議論をして結論を得ることが、国会議員の本分だからだ。

 そのことを理解し、理解していることを行動で示した、自民党所属の衆議院議員は、僅か7名しか、いなかった。私は、自民党の党員として、情けない思いでいっぱいである。
が、個人的には、その7名のなかに、神奈川11区の小泉進次郎氏愛媛1区の塩崎恭久氏神奈川2区の菅義偉(すが・よしひで)(あいうえお順)が、含まれていて、ほんの少し、ほっとした。

 後の4名は、比例中国ブロックの河井克行氏、比例北関東ブロックの柴山昌彦氏、比例中国ブロックの中川秀直氏、比例近畿ブロックの松浪健太氏(こちらも、あいうえお順)、とのことである。

 人の心は、移ろいやすい。場当たり的な言動を、いくら積み重ねても、国民の心には響かない。また、誠実に、理に適った行動をしても、一度、離れていった人の心を呼び戻すことは、難しい。だから、ここ数日、自民党執行部の言動に関し、辛辣な文章を、私は書いている。

 今のままでは、政治に強い関心がある訳ではない、多くの国民から見れば、自民党と民主党は、似たり寄ったりで大差がない党であり、次の選挙で、両党が一緒にこけることを、私は危惧している。


神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則