超富裕層に対する資産課税の強化と、国富の源泉 | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 冒頭から、うろ覚えのことを書いて、そして、著名人とは言え、他人の個人情報に関することを書いて、大変申し訳ない。
松下幸之助氏は、晩年、兵庫県西宮市にある、いわゆる高級住宅地に住んでおられたそうだが、氏の住民票は、別の市町村、たしか、大阪府門真(かどま)市にあり、大昔、私が、門真市に隣接する寝屋川市に住んでいた頃、そのことが、マスコミで話題になったことがあった。


住民基本台帳法22条1項の抜粋
転入(新たに市町村の区域内に住所を定めることをいい、出生による場合を除く。以下この条において同じ。)をした者は、転入をした日から十四日以内に、次に掲げる事項を市町村長に届け出なければならない



 もちろん、転入に関する届出義務に違反していることが問題になったのではない。もし、松下幸之助氏が、転出届を提出すれば、それを受理する市町村は、市町村民税の税収額が、がくんと減るので、そのことが話題になっていた。

 「富裕層への課税を強化すれば、投資に悪影響を与えるか」という問いについて考えていたら、なぜか、松下幸之助氏の住民票の話を思い出した。日本において、超富裕層に対する資産課税を強化したら、国内投資が減り、結果として、日本の国力低下に拍車を掛けることになるだろうか。

 多くの変数を包含する、あまりに大きな問いなので、まず、「国富の源泉は、何なのか」あたりから、追い追い、書かせていただこうと思っていますので、よろしくお願いします。今回の投稿は長くなったので、ここまでにします。


神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則