電子レンジも、トースターも、ドリップコーヒーメーカーも、冷蔵庫も、ズボンプレッサーも、テレビも、今は、実家の物置部屋などに保管したまま使用せずに、私は生活している。現在住んでいる居室に、空調機器はないが、長年、「空調機器があっても使わない」ように、心掛けている。
元々、一か月の電気使用量は少ないほうだが、昨年の春以降、更に少なくなった。「今日現在も、変わらず緊急時である」と、私は認識している。大震災及び原子力災害からの復興が、進んでいない。
福島第一原子力発電所の地を、更地に戻すことは、技術的に可能なのだろうか。原発全体が、動かしようのない放射性廃棄物であり、半永久的に、その地で管理し続けるのなら、その費用は、毎年度、いくらなのか。
その費用は、いずれ、子や孫や曾孫や玄孫の世代の者に、有無を言わせず、払わせることになるだろう。そういう発電所から送られてきた電気を、当然のものと思い、消費してきた多くの国民のうちの一人として、あの事故前と同じように電気製品を使う気には、まだ、なれない。
本年9月に、民主党代表選、自民党総裁選を行うのは、党の都合である。昨年の春、被災された方の多くが、「もう、被災者ではない」と思われるまでは、緊急時である。党の規則は、常に、国民の生命及び財産よりも、優先されるのか。
今国会で成立した法律の本数の少なさ一つ見ただけでも、民主党に政権運営能力がないことは、明らかである。衆議院を解散し、代表選、総裁選を前倒しで実施し、速やかに総選挙を行うべきである。
神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則