長らく投稿が滞り、沙汰無しの状態が続き、我ながら情けない限りです。前回は、敬老の日の朝に投稿させていただきましたが、その直後、たまたま、CNNのウェブサイトを閲覧していたら、米国籍の著名な投資家であるウォーレン・バフェット氏と、バラク・オバマ米国大統領が会談している様子を写した写真に、出くわしました。
8月の第一週に、米国連邦政府の債務の法定上限の問題が、緊迫化したが、ウォーレン・バフェット氏は、それ以前から、富裕層に対する増税を主張されていた。なので、私は、「バフェット氏の主張の具体的内容が書かれているのではないか」、そして、「氏が、富裕層の所得税増税だけでなく、個人の金融資産税にも言及されているかもしれない」と思い、上記の記事を読んでみた。
バフェット氏の主張の骨子が、書かれていたが、金融資産税には一切触れず、税制に関しては、富裕層の所得税増税に言及されているだけだった。ほんの少しだけ期待してしまった私は、世間知らずの愚か者、お恥ずかしい限りだ。氏は、既に、ばんばん稼がれた、つまり、ばんばん所得を得られた。米国の経済誌フォーブズによれば、氏の保有資産は、約500億ドル(約4兆円)だそうだ。
オバマ氏に対して、「増税するなら、既にばんばん稼いだ私ではなく、今まさに、ばんばん稼いでいる者を、その対象にせよ」と、主張する。81歳にして、なお、丈夫な神経をお持ちのようである。
しかし、私の神経を叩きのめしたのは、氏の主張ではなく、共和党議員の、「富裕層の所得税を増税するというオバマ案は、投資に悪影響を与える(~it will hinder investment.)」という主張だ。政治家の劣化は、日本だけの出来事ではない。
神奈川県にて
佐藤 政則