水も電力も会期も、浪費してはいけない | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 今年の夏は、私にとって、四十四回目の節水節電の夏であり、秋が来れば、四十四回目の節水節電の秋が始まる。ただ、それだけである。特に、変わったことはない。東電から送られてきた6月分の請求書を確認してみると、請求額は710円だった。6月は、兵庫に行って留守にしていたので、少なかったのかもしれない。留守にしていなかったら、800円はあったかもしれない。

 瀬戸内海に面している地域は、概ね、年間の降水量が少ない。子供の頃、兵庫県姫路市で過ごしたが、夏場は、よく、水道の水圧が下がり、少し、海抜が高い所では、断水していた。そういう地域に住む者にとって、ダムは有り難いものだ。

 昨夏、がんにより亡くなった私の母は、愛媛県生まれ。愛媛生まれとなると、節水など、基本中の基本。なので、「今年の夏は、私にとって、四十四回目の節水節電の夏だ」と、冒頭で書かせていただいた。
愛媛県、香川県は、大きな川がない。なので、瀬戸内海に面している他県と比べて、極端に、重化学工業の立地が少ない。先ほど、ダムは有り難いと書かせていただいたが、生活用水の確保という観点からだけでなく、工業用水の確保という観点から見ても、ダムは有り難いものだ。

 やれ、50日だ、70日だと、大もめをした結果、一旦、通常国会を閉じて、臨時国会を召集するのではなく、通常国会の会期を、本来の150日間(国会法10条)から、70日延長した。が、もう、延長して9日目である。水も電力も会期も、浪費しても構わない部分など、ない。

 被災県において、大胆、かつ、迅速に、都市計画の決定が行えるよう、国会議員の先生方は、都市計画法の特別法を、今国会中に、必ず通していただきたい。


神奈川県にて
佐藤 政則