今は、日本の独立が維持できるか否かの瀬戸際である | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 ようやく今朝、東北自動車道の一関IC(岩手県)と宇都宮IC(栃木県)間の、一般車両の通行規制が、解除されたそうです。現場で、救助、被災者支援、復興などに尽力されている方々に、改めて、感謝申し上げます。

 大地震及び大津波により、福島第一原発の事故が発生して、約2週間の月日が経つが、未だに、「これは夢で、ぱっと目覚めるのではないか」と思う瞬間がある。友人と話し合ってみても、「自分が生きている間に、重大な原発事故が起こるとすれば、原因は、テロ以外考えられないと思っていた」という意見が、多い。

 幾重にも、危険発生を回避するための装置や仕組みがあると、聞かされ続けてきた。ミサイルなどによるテロ行為、または、生物兵器による、原発が立地する地域に対するテロ行為が起きない限り、重大な原発事故は、回避できると、私も考えていたが、それは、自らの希望と厳しい現実とを区別しない、あまりに甘い考えだった。反省している。

 今朝6時56分配信の、日経電子版の記事『福島第1原発、3つの可能性、冷却システムが左右』が、放射性物質の大量飛散の可能性について、言及している。

 民主党政権は、最悪の事象を避けるための策を用意しているのか。最悪の事象が起きれば、日本は独立国家として維持できなくなり、国連の信託統治地域になるか、米国の51番目の州になるか、米国・ロシア・中国によって汚染の度合いが低い地域のみが分割統治されるのではないか。

 今、我々は、日本が独立国家として維持できるかどうかの、瀬戸際にいる。国家の大計を考えて行動する政治家の登場を、期待している。


神奈川県にて
佐藤 政則