ある母娘(おやこ)のお話です
登園時
毎朝のように玄関ドア付近で
押し問答している母娘
登園を渋る娘さんと
仕事に行かなくては遅刻してしまう母
泣いている娘さん(年長児)
険しい表情の母
泣いてすがる娘さんの腕を
突き放すようにほどき
玄関の外へ出ていく母
置いていかれた子は
なかなかその場から
お部屋に行くことができない日もありました
そんな光景を見ていて
私なりに色々と思うことがありました
どうして保育士は声をかけないのだろう...と
保育士ではない私は
こんな時
保育士さんたちを差し置いて
出しゃばるのもどうなのかな...と
ちょっと躊躇してしまいます
電話が鳴り
娘が登園を渋っていて
すみません 登園遅れます
...ということも度々ありました
時には登園すらできないことも...
ある日
その母娘の押し問答中に
私が声をかけました
おはようございます♪
あらあらどうしました!?
〇〇ちゃんはママと離れたくないのね
ママのことが大好きなんだ♡
ママお仕事頑張ってくるって!
〇〇ちゃんも保育園で
お友達や先生と一緒に
楽しく過ごして待ってようね♪
お母さま
〇〇ちゃん 一旦事務所でお預かりして
落ち着いてから
お部屋までお連れしますから
大丈夫ですよ!
お仕事頑張ってくださいね
行ってらっしゃい😊
と対応しました
次の日
また同じ光景です
その日も
私が声をかけ
娘さんをお預かりしました
娘さんをお預かりした後
お母さまはまだ玄関にいらっしゃいました
nao先生
ちょっといいですか!?
私... もうどうしていいのか分からなくて...
と
普段はとても気丈なお母さまですが
その時は涙が溢れていました
お話を伺うと
*仕事が忙しい
*毎朝愚図られるのかと思うと苦痛でならない
*娘さんが年長児の保育活動の内容でやりたくないことがある
(年長になると和太鼓の練習が毎日あるんです)
etc…
このお母さまは
決して子どもが嫌いなわけじゃない
甘やかすと逆効果であり
突き放すことが子どものためになっている
と思っている
...と私は解釈しました
お母さまのお話を伺いながら
思わず
私まで泣いてしまいそうになりました
続きます
nao♪