最近まったくつけていなかった。
日本テレビの朝の情報番組「ZIP!」。
今朝はなぜかこちらにチャンネルが合わさっていた。
えっ?
「ZIPPEI’s」死んじゃったの?
まだ若そうだったのに。
ZIPPEI は2匹いた。
兄弟のサモエド犬である。
「全国を旅する」という設定で1週あたり1県をまわっていた(らしい)。
真っ白でフワフワのおとなしい兄弟犬。
ネットのニュースで調べたら、飼い主の不注意による熱中症死だったとか。
暑い、熱い車内。
可哀想に・・・。
苦しかっただろうな。
「おとなしい」のにも理由があったようだ。
この2匹は「鳴かない」ように声帯切除の手術をされていたとか。
鳴いて知らせたくても出来なかったんだろうな。
テレビでは「お別れの会」とかなんとかを放送していた。
タレントさんの言葉が空疎すぎて耳に残らない。
一緒に「旅」をしていたタレントさんの涙。
でも頬には「お化粧」をしているのがはっきりと分かる涙の筋。
ふ~ん。
テレビってこんなことまで「演出」しちゃうんだ。
テレビ局には「献花台」が設置されたとか。
真っ白なフワフワの「命」と引き換えに安っぽい涙が流される。
もちろん「過失」だということは分かるけど・・・。
でもさ。
相手は「生き物」なんだよ。
「命」なんだよ。
想像してごらんよ。
どれだけ苦しかったか。
どれだけ「助け」を待ったことか。
だからテレビって信用できないんだ。
献花台の傍で「ありがとうZIPPEI饅頭」でも売っちゃう?
「ZIPPEI思い出アルバム」でも作っちゃう?
同じ理由で私は「子役」も苦手。
子役や動物はもちろんドラマ作りには必要だろう。
でもそれはそのドラマのみという必要最低限の出演に留めてほしい。
バラエティーに出たり、CDを出したり・・・は必要ないでしょ?
子供も動物も好きだけど・・・。
子供が、動物が「不自然」に引き回されるのを見るのは苦手だ。
「稼ぐ」手段として彼らが「消耗」されるのを見るのは苦手だ。
ZIPPEIたちが死んだのは9日のことだったらしい。
他の犬と合わせて7匹が犠牲になったのだとか。
今更な感じの記事になってしまったが、7匹の魂が今は安らかであることを祈っている。