さて、今日は、だいぶ久しぶりですが
「雨宮萌果 物語」を更新します。

ちなみに、「雨宮萌果 物語」とは
私の誕生から現在までを1歳ごとに
綴っていく不定期企画のブログです。

テーマ別に分類されていますので
よかったら過去記事もご覧ください照れ




今日は、25歳の私をご紹介します。

ここまで、紆余曲折ありましたが
不思議なご縁に導かれながら、


2011年4月

私は、アナウンサーとして
NHKに入局しました。



NHKアナウンサーは、まず
約1か月間、東京で研修を受けます。

ニュース・リポート・中継・災害報道・実況など、とにかくあらゆるジャンルを詰め込んだ研修です。とにかくハードで、正直あまり記憶がありません。笑


そして5月。
新人アナウンサーは
全国の地方局へ向かいます。

私の初任地は、沖縄でした。

縁もゆかりもない、沖縄。




しかし、後にこの沖縄で
仕事を通じて夫と出会えたので
感謝しかありません。

そのエピソードは、また今度やしの木




2年間赴任することになった沖縄。


初めての一人暮らし、初めての職場で
濃密な思い出ばかりあるのですが

最初の強烈な思い出は


引っ越した翌日の夜に、
私をお出迎えしてくれた、大型の台風2号ガーン


当時、新生活用で買った
電気とカーテンが届いてなかったので

真っ暗な中、
一夜を過ごすことになりました

怖いってもんじゃありません。


窓ガラスが割れるんじゃないかと思うくらい
殴りつける雨と叫ぶ風の音DASH!



沖縄で暮らすということは、
こうした自然と付き合って
いかなければいけない。

自然の驚異を目の当たりにし、
洗礼を受けました。



沖縄は、住めば住むほど面白い土地で
願わくば、5年ぐらいはいたかったです。

文化や歴史も深く
抱える問題も一筋縄ではいかない場所。

最初は、見慣れない場所ばかりで
おそるおそる取材に行っていましたが

慣れてくると、
本当に居心地が良かったです。

そして、出会う人達皆さん
芯があたたかいんですよね。

きっと、様々な悲しみや複雑な思いを
してきているからこそ、あたたかい。


私は、そうした沖縄で
社会人として、新人アナウンサーとして、
たくさん経験を積ませてもらいました。



失敗もたくさんしました。

初鳴きと呼ばれる最初のラジオニュースは
読んでいる途中、鼻水がツーっと出てしまい

それを慌てて上司が
ティッシュで押さえてくださりながら
なんとか読み切りました。


野球のラジオ実況は、全く出来ず
隣の解説者が実況し、
リスナーさんからたくさんの
叱咤叱咤叱咤叱咤激励を頂きました。


中継で、自分が覚えることに精一杯すぎて
インタビューに答えてくださった人に対して
御礼することを忘れ、制作の上司に
人間として最低だと厳しく諭されました。



まだまだあり、
これらは、氷山の一角ですが…。笑


とにかく

失敗しても、
チャレンジさせてもらえる環境は
ありがたく

また、人間関係も恵まれていました。




沖縄に一緒に赴任した同期は
今でも仲良くさせてもらい、結婚披露宴にも
同席してもらいましたし、


地元の女性キャスターのお姉さまにも
可愛がって頂き、今でも親交があるのは
ありがたいことです。



あのときは、まだ、
自分の仕事で精一杯でしたが

今なら、もっと積極的かつ丁寧に
沖縄を見つめ、
向き合うことができるんじゃないかと
思えるほど中身の濃かった初任地でした。

雨宮萌果