今日は、少しドキドキしながら
弟と舞台鑑賞に行ってきました。


「チック」という作品。


ドイツを舞台にした
14歳の冴えない少年マイクと
風変わりな転校生チックが出会い、
2人でひと夏の旅にでる物語です。


2年前に上演され、
読売演劇大賞 優秀演出家賞などを受賞し
待望の再演が、先週から始まりました。

そんな、チックに出てくる14歳の少年を
柄本時生(えもと ときお)さん、そして、
夫の篠山輝信(しのやま あきのぶ)
演じています。


初演の時も、作品の世界観に圧倒され
感動しましたが、
今回はさらにパワーアップし、
心鷲掴みされ、涙。


2時間40分近い作品ですが
爽やかで切ない風が、サッと通り抜けるほど
あっという間でした。



(「チック」パンフレットより)


夫は、この舞台のために、2ヶ月間、
日々丁寧に稽古をして参りました。


とくに、脱帽したのはセリフ量です。



夫のセリフ量は、
述べ1時間半はあるんじゃないでしょうか。


それをしっかり叩き込み、
少年マイクとして稽古に臨んでいたようです。


初演の時は、台本を首にぶら下げ
1人でベルリンに行って練習してたんですって。



上演中は、5人の役者しか出ていませんが
この5人は息ぴったり!


皆さんの圧倒的な演技と

演出家・小山ゆうなさんの
時代を見据え、観客を飽きさせない工夫。 



 鑑賞中、哲学的な言葉が、
ズシリと重く胸に響く一方で
軽やかに、駆け抜ける時間感覚は
不思議と心地良かったです。


再演も、本当に感動しました!

来週28日まで、上演中です。



素晴らしいメンバーに巡り会え
この作品に出会えて本当に良かったと
いつも充実した良い顔をして帰宅する夫。


これからも夫がこうした演技ができるよう
私もサポートし、応援したいと強く思いました。


         雨宮萌果