皆さんは
不思議な経験をされたことはありますか?



私が、NHKアナウンサーになれたのは
実は、11歳の経験が大きいんです。

今日は、そんな、お話です。


1997年の晩秋

その時、学校では
「 みなさんの興味のある職業を調べて、
模造紙にまとめましょう」という課題が
出されました。

母に相談したところ


母のいとこの旦那さんが
NHK大阪放送局に勤務しているから、
もしかしたら、放送業界のこと
教えてくれるかもよ?と言って、
連絡を取ってくれ

運よく、局内を案内してもらいました。

初めてのTV局。

私は、テレビ大好きミーハー娘だったので、

テレビ局って
どんなことがされるんだろう?と 
ずーっとワクワクドキドキしていました💓

初めてのカメラや機材、
テレビスタジオの大きさや匂いに感動。


その時、アナウンサーという職業が
正直よく分からなかったので、

テレビという世界だけで
ワクワクドキドキしていました。

いろんな場所を案内されましたが
舞い上がってしまい、もう胸いっぱい!

あー、こういった場所で
タレントさんやアイドルや歌手が
活躍しているのねーっという
どこまでいっても、
ミーハー気分が抜け出せずにいました。



見学中、

ふと、
「萌果ちゃん、アナウンサーブースに座ってみる?」と言われ、

原稿が置かれた長机に行き、
私はカメラの前に座りました。






そして…


ゆっくり、まっすぐカメラを見つめました。


へぇ。
アナウンサーの目線ってこうなんだー

と思った


その時です…



頭の中で、

大人の自分が
アナウンサーになっている像が
見えました。

それまで、
そんなに興味がなかったアナウンサー。


とても不思議な感覚。


直感的に

「将来、コレになるのかも!」
と思いました。



私は、帰ってから
そのことを母に話しました。  


母は、言いました。

「そのヴィジョンをいつも持ち続けなさい。
大切にして、しっかりと描きなさい」

私は、それ以降
そのイメージを忘れないように
しっかり頭に描き続けました。


それから、十数年後…

紆余曲折はありましたが

私は、そのヴィジョン通り
NHKアナウンサーになったのです。


夢や願望は、しっかり描いて
アンテナを張っていれば、
いつかそのチャンスは来ると私は思っています。

11歳は、
そのきっかけを作った年齢でした。




さて、私の第1章も
そろそろクライマックス。

13歳の時に、とても大きな試練がやってきます。
ちょっと書くのも辛い経験です。

と、その前に、12歳の私を少し紹介します。

お楽しみにー音譜

                          雨宮萌果