私は、3歳の頃から8年間、
クラシックバレエを習わせてもらっていました。
こちらは、9歳の私。
華麗で優美な音楽
つま先でスッと立つトゥシューズ
華奢な飾りに、
花のようにパッと開いたチュチュ
舞台はロマンチックで、
いつも私のハートを掴んで離しませんでした。
毎年、夏とクリスマス前に、
大阪城ホールなどの大きな舞台で、
バレエ教室の発表会が催され
発表会が近づくと、レッスン場は、
緊張感と高揚感に包まれました。
今でもクラシック音楽が流れてくると
踊りたくなります。
(6歳の私)
バレエの世界は大好きでしたが
やっぱり、レッスンは厳しくて
何より、柔軟が得意ではありませんでした笑
先生には、よく叱られ、
飲み込みが遅い上に、身体が硬い…
そんな私が唯一、先生から褒められたのは
イマジネーション✨
町の娘役だったら、どんな気持ち?
雪の精だったら、どんな動き?
そういったことを考えるのは
楽しくて仕方ありませんでした。
しかし…
やはり、レッスンは厳しくて、辛いなー
行きたくないなーという日々が続き
私は、5年生になって、とうとう
決行しちゃいました。
… ズル休み
「行ってきまーす!」と元気に
玄関を開けてから、そこから、
なぜか部屋のクローゼットに隠れていました。
多分、外に出て誰かに会うのが
怖かったんでしょう😅
ずーっと、そこで2時間ぐらい
待ちぼうけしていました。
そして、何食わぬ顔で玄関に移動し
「ただいまー」と、
ちょっと疲れている演技。
完璧じゃん!と思っていましたが…
脇が甘かった。
案の定、バレエ教室から
「無断欠席でしたがどうされました?」
と連絡が親に入り
すぐに、ばれてしまいました。
ずるい行動は、必ずバレるという教訓を
身をもって経験しました。
反省。
(奥の紫色のレオタード)
この8年間のバレエの経験が
のちの私を形成したという事実に
感謝いたします。
雨宮萌果