いよいよ、令和を迎えますクローバー

平成最後、
大晦日な空気に包まれていますが
皆さま、いかがお過ごしですか?

明日から私も、
グレープカンパニーに所属しますニコニコアップ



新しい時代、新しい私を迎えるまえに
どうしても、やりたかったことを
今日、おこなってきました。



それが、


恩師のお墓参り。



三年前に亡くなられた
私が尊敬してやまない、大学の先生です。


人間活動の面白さ、不思議さ、おかしさを
社会問題や哲学、宗教学などで
多角的に私に問いかけてくれました。

先生のおかげで、
生きる喜びや悲しみをまっすぐ
見つめることができました。


東京に転勤して、やっと先生に
自分が仕事をしている姿を見てもらえると
思った矢先


先生は帰らぬ人となりました。

先生には、もっと
見守っていて欲しかった。
もっと対話したかったです。



そんな恩師が眠っているお墓がある
船橋市に行って参りました。




墓前で、恩師に感謝し
決意表明させて頂きました。

当時、私は、先生の言葉を
ノートによく書いていたのですが

とても好きなメッセージを
ここに、残しておきたいと思います。


かなり長くなりますので、
ご容赦くださいませ。


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私は常々「いい男になりなさい、

  いい女になりなさい」と

   皆さんに言ってきました。


それは最近TVでやたらと流れている 

CMに見られるように、

けして「やさしい人思いやりのある人になれ」という意味ではありません。


やさしさや思いやりはいわば人為です。

装うことができるものです。

懐中電灯と蝋燭のともし火の違いです。


前者は何かを照らすもの。

そのためのものにしかすぎません。

対象がいつもあるのです。

しかし蝋燭のともし火は

照らすだけではありません。温かいのです。

どんなに照度が低かろうが、

そのともし火の温かさゆえに

人が周りに集まるのです。


なぜ温かいのでしょう。

それは蝋燭のともし火には

一番大切なもの芯があるからです。

それは照らし出す特定の対象を持ちません。


それゆえにすべてを照らし出すことが

できるのです


自分の人生において

決して許せないたった一つのこと、

これが

自分の人生行路の芯なのかもしれまれせん。


皆さんに紹介したことのある本の中で


《小林秀雄は実朝の歌

 “箱根路をわが越えくれば

伊豆の海や沖の小島に波の寄るみゆ”

を「大変悲しい歌」だと評しています。》


この言葉が本当に心の中に

すっぽり落ち込んだ時、

皆さんは一本の蝋燭となっているのです。

これからも皆さんと共に歩んでいきたいと思っています。

                          

                  2011年3月23日関口和男】



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私は未だに、この言葉が

心に落としこめていません。


まだまだ人生の課題と

向き合っている途中です。 


これからも人を温かく包み込む

1本の芯になれるように精進してまいります。



先生、そして皆様


明日からどうぞ

よろしくお願いいたしますクローバー


長い文章、最後まで、

お読みくださりありがとうございます。



                                    雨宮萌果