介護で母の生活にかかわる事になり

知る事がたくさんある


週1〜2回程度会って

色んな事を聞いてはいたけど

ハッキリ言って

私は母の事が好きじゃない

だから母の生活にも

ずっと興味がなかった


憎いとか恨んでるとかじゃなく

只々好きになれない

それだけの理由はいっぱいあるけど

母はこんな事を言えば私が悲しむとか

こういう事で私が傷付くなんて

考えもせずに発してるから

覚えてもいない


今回はその事は置いといて

ザックリ知っているというのと

ちゃんと理解してるのは

全然違うなぁと思う


その1つが【お薬】でした

私は母の病院に送り迎えしていたので

薬をもらって飲んでいた事は知っているが

全て母が管理していたので

介護が始まるまでは

何の薬をどれくらい飲んでいるのか

なんとなくしか知らなかった


母が最初に倒れて

食事がほとんど食べられなくなって

かかりつけ内科に点滴を打ちに連れて

行った時に

いつも処方している薬だからと

2週間分もらって初めて

血圧を下げる薬

コレステロールを下げる薬

便秘の薬

を飲んでいる事がわかったが

母はこの薬をあまり重要視しておらず

飲み忘れることもよくあった



もう1つ母が長年通っている病院が

診療内科である


父を亡くして数年後に

何もかもやる気が起きない

ご飯もあまり食べたくない

というちょっと鬱ぽい状態になった

事があった


その時は今よりは若かったので

少ししてどうにかこうにか

気持ちの整理を付けたように

見えたが

夜眠れないと悩んでいた


その頃にたまたま近所の人から

いい病院があるよと

紹介された診療内科に

ずーーーっと通い続けていた


夜眠れないから睡眠導入剤を

出してもらっている

とは聞いていたが


あの薬を飲んだら右矢印ぐっすり眠れた

と言う成功体験から

いつしかあの薬を飲まないと

ぐっすり眠れないと依存していた


その薬を飲んでいても

昼夜逆転のような時期があったり

昼間ぼんやりしてる事があったので


キョロキョロ「その薬が無くても眠れるほうが

いいと思うし

ずっと飲んでるけど昼間ぼんやりする

なら意味ないよ」

と言った事も何度かあるが

母は

知らんぷり「あの薬がないと眠れないの」

の一点張りだった


母にとってこの薬は飲まなきゃいけない

薬だから飲み忘れる事もなく

毎月薬が無くなる頃に

病院に連れて行ってと言うので

先生が処方しているんだし

適量を自分で管理して飲んでいるのだろう

と放置していた


私は自分が診療内科に通った経験も

ないし

眠れなくなるほどのストレスを感じた

事もあるが

原因を取り除くか

ストレスを発散する何かを見つけなきゃ

と思う方なので

薬を飲むのが良い方法だとは思えない


て書きながら今頃になって

ちょっと気付いたかもしれない…

母の原因が父が居なくなった事による

寂しさだとしたら

原因を取り除くって

簡単ではないよね…



あ、でも私が母を好きになれないのは

今に始まった事ではなく

父が居た頃もだし

私の子供の頃からの蓄積なのでね



つづく