春眠暁を覚えずこの詩がぴったりの季節になりましたね。
この漢文(の訓読文)をワードで作成してみましょう。

 

 

ここに出てくる「送り仮名」や「返り点」などの小さな文字はどうやって入力したらよいのでしょうか。
 

 

答えはこれ。

 

「上付き・下付き」です。

 

 

実際に入力するときは、はじめに「送り仮名」や「返り点」なども他の文字と同じ大きさで入力してしまいます。

 

 

そのあとで、小さくしたい文字を選択して、

 

 

「返り点」(文字を小さくして左側に寄せる)は「下付き」、

 

 

「送り仮名」(文字を小さくして右側に寄せる)は「上付き」にします。

 

 

Ctrlキーを押しながら複数の文字を選択して、

 

 

同時に変更することもできます。

 

 

この「上付き・下付き」は、横書きの時にH2OやCO2など化学式を書く時によく使われています。

 

 

同じように小さい文字で、2乗を表す小さな「2」があります。広さを表す「平方メートル」です。
これを「上付き」にするとこうなります。

 

 

……でも、これを縦書きにするとこうなってしまいます

 

 

この場合は「へいほうめーとる」と入力して変換しましょう。

 

 

「㎡」と入力できます。

これなら縦書きにしてもおかしくありません。

 

 

他にも下のような文字が変換で入力できます。
・平方センチメートル→㎠
・平方メートル→㎡
・平方キロメートル→㎢
・立方センチメートル→㎤
・立法メートル→㎥
・立方キロメートル→㎦

 

手書きで書けばかんたんなことなのに、ワードで入力しようとすると、ちょっと大変だと感じてしまうかもしれません。でも、ワードでここまでできたら「ワードを使いこなしてるニヤリ」と自慢してもいいかもしれませんね黒猫