花組公演 アルカンシェル 千秋楽ライブ中継 | 続アメマのおとしもの

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2024年3月24日

●花組公演「アルカンシェル」千秋楽ライブ中継

 

私はこれまで、ライブ中継や配信は全く見ない派でして、出来る限り劇場で観たいので、スカイステージでの放送を待って千秋楽公演を視ていました。

しかし何故急にライブ中継を見ようと思ったのか?この日の夜に吉本新喜劇セカンドシアターを観劇予定で、それならついでにNGKに行こうと思いましたが、新喜劇が年末に一度観劇した作品だったのでやめまして、それなら難波の映画館で千秋楽を見ようじゃないかということで、急遽チケットを取りますと・・・映画館で最前列(笑)。

 

 

2024年3月24日13時開演、TOHOシネマズなんば本館・スクリーン1 A列。

12時30分頃に劇場に到着。すでに開場していましたが、他の映画の上映もあり、しかも日曜日ということで劇場ロビーはかなりの混雑。ライブ中継会場限定のグッズを買おうと思ったら、すでに完売。なんでやねん!?座席数のグッズを準備しとけよって感じですが、嬉しいことに近くの席の方が譲って下さいまして、無事に手に入れることが出来ました。

 

さて座席に座りますと、もうスクリーンを見上げるような座席でして、首が痛いのなんの・・・。

ま、とにかく開演。公演自体は2月11日にイープラスの貸切公演を1階席最後列で観劇したので、作品の感想は全く同じ。とにかく古臭く、装置も豪華さがないし、わざわざ一本立てにせんとアカンか?って内容。ただただ生徒の熱演でなんとか見れるって感じ。

 

 

大劇場で観劇したときは最後列でしたし、私は基本的にオペラグラスは使わないので、細かい表情などが見えなかった分、今回はスクリーンでそこらが見えたので、そこは良かったかなと。他にも衣装や化粧、髪型、髪飾りなど細部まで見えたので、そこは楽しかったですね。

 

 

●柚香光サヨナラショー

初っ端が「はいからさんが通る」の伊集院忍でセリ上がり、プロローグの「大正浪漫恋歌」を歌い始めた時には予想通りでしたが、不覚にも涙が出てしまいました。コロナ禍で一番大変だった時期に、延期して客席の稼働率を試行錯誤しながらやってたことを思い出したり・・・。コロナ禍を駆け抜けたトップスターでしたからね。そして「僕のはいからさん」で銀橋へ。

 

お次は星風まどかが「The Fascination!」の主題歌で銀橋へ。宙組から組替えして来たときは、今の騒動など露知らずの頃で、柚香光とのコンビネーションを心配しましたが、いい方に期待を裏切ってきれて、素晴らしいトップコンビになりましたね。

 

聖乃あすかが中心に踊り始め、「Cool Beast!!」のプロローグを再現。もう柚香のカッコよさが炸裂で、サヨナラ公演が一本立てだったことがホントに残念です。ショーで踊りまくるのが見たかった・・・。

そのあとは柚香・星風が銀橋で「元禄バロックロック」から「花火キラキラ」、「TOP HAT」の「Cheek to Cheek」。ホントに今の宝塚の中で、一番のコンビネーションだと思います。

 

そして星風が宙組時代最後の公演「アナスタシア」の歌を。まぁ義理でも宙組時代の曲は入れておかないとね。

 

昨年上演した「二人だけの戦場」の「理想の為に」を柚香・永久輝で。この作品の初演は好きでしたが、再演は私はイマイチで・・・。コートの下から次の場面の衣装が見え隠れしてたので、次は黒燕尾っぽいなぁと思ったら、その通りで「はいからさん・・・」のフィナーレナンバー。やっぱ花組の黒燕尾の群舞は、踊れる人がビシッと踊ってくれると、他の組とは一線を画しますね。

そのあと「Fashionable Empire」から「Moment」で、花組生と絡んで一気に盛り上がりまして、最後はその主題歌で締めくくりました。

あれ?「花より男子」が入ってなかったな。あれは入れて欲しかったですね。でもすごく素敵なサヨナラショーでした。近年、私はサヨナラショーで感動することはなかったんですが、今回はなんだか泣けました。

 

退団挨拶では星風まどかはちゃんと真風涼帆に対しても感謝の気持ちを述べていたし、柚香光は普段の初日や千秋楽の挨拶でもすごく気持ちが籠ってますが、今回はそれ以上に丁寧な挨拶でした。

挨拶前の同期からの花の贈呈に水美舞斗が来たときは、会場全体が「わぁー」って声とすすり泣きが半端なかったです。

約5時間近くの長丁場でしたが、いい千秋楽を見れて良かったです。