宝塚歌劇2023年を振り返って | 続アメマのおとしもの

続アメマのおとしもの

鉄道・吉本・宝塚のことなど・・・。

昨年末からの文春砲に始まり、宙組の件や歌劇団のお粗末会見で、宝塚109年の栄光は地に落ちました。来年はお祝いムードもなく、式典やタカスぺ、運動会も中止との発表。

今や宝塚の件は一般人でも知ってるし、SNS上ではもういろんな意見が飛び交ってます。私も思うところはありますが、敢えてブログでは触れないことにしています。

なので、恒例のこの企画記事も単純に作品の個人的良し悪しで書いてますので・・・。

 

さて5月にコロナが5類になり、コロナ明けとなって、各地には観光客が溢れ、ようやく元の世界に戻りつつありました。しかし一気に感染者が減った訳ではないし、インフルエンザの流行、そして宙組の件もあって、公演中止は続きました。観劇出来なかった公演は宙組の「PAGAD/Sky Fantasy!」と、雪組の「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル/FROZEN HOLIDAY」で、これは観劇出来た方はごく僅かだと思います。

なのでほとんどの公演は観劇できたものの、全体的に面白かった作品が少なく、特にお芝居の低調がここ何年も続いていますね。

 

 

今年の観劇回数は28回(OG公演は除く)。

内訳は大劇場8回(新公1回)、東京1回、バウ5回、ドラマシティ4回、梅芸2回、フォーラム1回、御園座1回、ブリリア1回、シアターオーブ1回、博多座1回、広島1回、富山1回、神戸1回。

6年ぶりに新人公演を観劇出来たのと、24年ぶりに神戸での公演もありました。

 

では個人的ベスト3とワースト3の発表。

【大劇場・芝居ベスト3】

1位・・・月組「応天の門」

漫画を原作とした菅原道真の若き日のお話し。恋愛ものではないですが、謎を解き明かす過程が面白く、月城かなとの聡明さと台詞の明瞭さも良かったです。

2位・・・星組「1789」

礼真琴も熱の入れようが半端なく、大劇場の中止、東京では礼真琴の休演もあったが、星組のパワーが凄かった。私は大劇場公演が払い戻しになり、東京で観ることができました。

3位・・・月組「フリューゲル」

令和版「国境のない地図」で、齋藤氏のオリジナルで心配でしたが、なかなか面白い作品でしたね。

 

【大劇場・芝居ワースト3】

1位・・・花組「うたかたの恋」

せっかくの名作が小柳氏の演出の改悪で、超つまらない作品になってしまった。

2位・・・宙組「カジノ・ロワイヤル」

全体的には痛快娯楽活劇なんですが、内容としては薄っぺらく、サヨナラ公演としては物足りない。

3位・・・雪組「Lilacの夢路」

鉄道建設の話を外部の謝珠栄氏が書きましたが、舞台に鉄道関連のモノは出てこないし、退屈な作品でした。

 

「鴛鴦歌合戦」もなんだかなぁ・・・って感じでしたね。

 

 

ショーは大劇場では5本しか見てないので、ワーストはなくベスト5にします。

【大劇場・ショーベスト5】

1位・・・雪組「ジュエル・ド・パリ!!」

宝石をテーマにしたベタなショーでしたが、初舞台生も出演して華やかな作品になっていました。

2位・・・月組「万華鏡百景色」

2回観たのですが、1回目は前半がやや退屈に感じたものの、2回目は結構楽しめました。

3位・・・花組「ENCHANTEMENT」

新年早々の豪華な作品で、往年の小原弘稔氏のレビューの香りがしましたね。

4位・・・月組「Deep Sea」

海をテーマにしたラテンショーで、苦手な稲葉作品ながらも楽しいものでした。

5位・・・花組「GRAND MIRAGE!」

岡田氏のロマンチックレビューシリーズ。かなりゆったりした作品でしたが、品がありましたね。

 

 

 

バウとドラマシティは作品数が少ないので、今回は別箱や全ツも含めて、ベスト・ワースト5にします。

【その他の公演ベスト5】

1位・・・花組「BE SHINING!!」

来年に退団を控えた柚香光のコンサート。千秋楽を最前列で観れて大感激。

2位・・・雪組「双曲線上のカルテ」

雪組に来てからの和希そらのお芝居が良くて、宙組時代は苦手だったのに、この芝居では泣きました。

3位・・・宙組「Xcalibur エクスカリバー」

韓国ミュージカルと言うことでしたが、なかなか面白かったです。

4位・・・星組「ME AND MY GIRL」

暁ビルを見ましたが、騒動後の公演ながらも、星組の頑張りで楽しい作品を再演していました。

5位・・・星組「Stella Voice」

天華えま主演の若手主体のコンサートでしたが、なかなか良かったです。

 

【その他の公演ワースト5】

1位・・・月組「DEATH TAKES A HOLIDAY」

コメディなのかシリアスなのか、ファンタジーなのかすごく中途半端な感じ。

2位・・・星組「Le Rouge et le Noir」

ミュージカルとしての作品の高さは評価できましたが、私的には耳に残る楽曲もなく、物語が薄っぺらく思ってしまいました。

3位・・・星組「My Last Joke」

天飛華音のバウ初主演作ながらも、脚本に盛り上がりがなく、キャラクターの書き込みやインパクトも薄い。

4位・・・花組「激情」「GRAND MIRAGE!」

二番手主演の全ツですが、主演者はそれなりにやってる割にはイマイチに思ってしまいました。

5位・・・月組「月の燈影」

やっぱり大野作品は苦手です。

 

 

 

来年の宝塚はどうなりますことやら・・・。