なんばグランド花月 2023年10月20日 | 続アメマのおとしもの

続アメマのおとしもの

鉄道・吉本・宝塚のことなど・・・。

本来は夜のセカンドシアターだけに行く予定でしたが、新喜劇のHPで今週の公演内容を見るとゆうちゃんが芯のお芝居のよう。なので前日ではいい席はなかろうとNGKのチケットを見ると、なんとD列が空いてるではないですか!ということで急遽、三ヵ月ぶりのNGK本公演観劇であります。

 

一日支配人に大西ライオンがいましたが、特に興味ないのでスルー(笑)

 

10月20日14時30分開演、1階D列で観劇(座席券は完売で立ち見が出る大入り)。

※新喜劇ネタバレ注意。

●吉田たち

お馴染み双子を生かした漫才で笑いを取ります。双子ならではのネタの数々は、ホント良く出来てます。なのに出番が5分は物足りません。

 

●佐久間一行

「虫の気持ち」と他一本のフィリップネタ。割と受けてましたが、こういう芸がNGKで受けるのも時代ですね。

 

●ザ・プラン9

喫茶店での会社同士の契約のコントなんですが、取引先の社員の名前が「小鳥遊(たかなし)」や「十(つなし)」とかちょっと変わった苗字。んで喫茶店のマスターの名前が「全能」で名前何でも来い(笑)。よく出来たネタだけど、NGKの客向けではないかな。私もちょっと後半は眠気が来ましたからね。

 

●プラス・マイナス

ここも眠かったなぁ・・・。どんなネタしてたのか記憶にない。

 

●西川きよし

大御所登場に客は沸きますが、私はどうも眠くて眠くて・・・。あの団体さんの読み上げはイラン。あそこカットで10分出番で十分。77歳で現役であれだけの元気はスゴイとは思いますがね。

 

●テンダラー

面白いんですが、ネタがダイジェスト版で、結局どんなネタなのか思い出せないんですよ。

 

●大木こだまひびき

客席全体的にはきよっさんから非常にいい流れで、笑いも大きくなってきてます。私も久々のこだまひびきで、ネタはずっと同じですが笑いました。

 

●オール阪神・巨人

先週の祇園花月であまり受けてなかったのを見てるので、今回はどうかな?と思いましたが、やはり満席のNGKは違いますね。私も乗せられて笑いましたが、お小水ネタが終わって後半のお遊びネタ的なところの受けが、最近悪くなってきてる感じがします。まぁ一般客はそんなこと感じてないでしょうけど。

阪巨終了時点で5分押し。

 

 

新喜劇の前説は多和田上人重谷ほたる。アキ座長新喜劇お馴染みのウエーブの練習もありました。

 

◆吉本新喜劇「アキ助のアイドルとスパッツは裏切らへん」 作・演出 谷崎聡

【出演】

借金取り/旅館の客(アキ助)・・・アキ、花月旅館の支配人・・・池乃めだか、同従業員・・・清水けんじ末成映薫松浦真也、アイドル(映薫の娘)・・・小林ゆう、芸能事務所の社長・・・西川忠志、ゆうのスタイリスト・・・重谷ほたる、ゆうのファン・・・島田一の介・太田芳伸・多和田上人・カバ・ジャボリ、ゆうの先輩・・・五十嵐サキ、警官・・・生瀬行人、旅館の客・・・もじゃ吉田・瀧見信行、謎のイカ・・・入澤弘喜

【舞台】

山奥の温泉旅館のロビー。センターは客室、上手は大浴場や調理場に通じる。

 

【あらすじ】

旅館で働く映薫の娘のゆうはアイドルをやっていて、翌日のコンサートを控えてこの旅館に泊まりに来たら、たまたま母親と出逢う。ゆうは母親を前にして事務所の社長にアイドルを辞めたいと言い出す。自分の想いとやっていることのギャップに耐えられない言う。

そこにゆうの先輩のサキが来て色々相談に乗り、彼氏が出来て結婚すると言えば辞めれるのではと提案。事務所にはゆうへの脅迫状が何通も届いていた。

予約もせずに泊まりに来たアキ助が、ゆうの嘘の彼氏ということにされてしまう。そうしていると旅館にもゆうへの脅迫電話がかかる。調べると客のもじゃと瀧見だということがわかり、その主犯格はサキだった。サキはゆうの相談に乗りつつも、自分はアイドルを諦めたことで、ゆうに嫉妬していた。ファンの一だった一の介が刑事として潜入していて、サキたちは逮捕される。

ゆうはまだアイドルを辞めようかと悩んでいたが、ファンはゆうへ自分たちの想いを言い、アキ助の言葉もあり、ゆうはまたアイドルとしてやっていくのでした。

 

【雑感】

新喜劇あるあるのアイドルの復活編。昔は小籔とすっちーのオタクがよくやってましたね。

今回はアキ助がアイドルを立ち直らせます。やはりNGKとなると出演者も多いので、物語の幅が広がりますし、笑いの大きさも違います。ただアキはずっとこのキャラを推していくつもりなんでしょうか?前にも書きましたが、あまり最初からキャラもんを定着させてしまうと、他の役がやりにくくなるんですよね。

それなら最初の借金取りのままで、ゆうの力になってやる方が芝居として自然に見えます。アキ助は昔の松竹新喜劇の寛美さんのアホキャラで、アホだと思わせつつも優しさがあって、ほろっとさせる感じなんですよ。ただスパッツが強烈すぎて、そこまでに至らないのが残念で、ギャグ芝居になってしまうんです。まぁそないしょちゅうテレビや新喜劇を、生で見ない客にはそれでいいかもしれませんが・・・。

 

あと五十嵐サキがキャラだけでなく、芝居にちゃんと絡んでいるのが最近増えてきて嬉しいですし、ゆうちゃんのアイドルも良かったです。台詞もかなりあったし、今回の物語の芯ですもんね。ラストのファンからの想いを受けての場面では、ゆうちゃんの感情が高まって泣いてましたね。末成映薫とは親子と言うより、年齢的にはお婆ちゃんと孫やん(笑)。母親ならやすえさんか靖子さんでいいのに。

久々にめだかさんを見ましたが、出番も少ないしかなり老いを感じました。存在感はあるけど、観ててちょっと辛いものがあります。病気もされたから仕方ないですが・・・。

それと入澤のやってるイカですが、森田の河童同様で、あの役いりますかね? 「あっちこっち丁稚」の赤フン的にしたいのでしょうけど、辞めた方がいいと思います。

全体的には受けていたので、これでいいのかもしれません。でも課題も見えた新喜劇でした。

 

 

 

私の隣席がギャル風の若い女性が一人で観劇されていたのですが、若手だけでなく大御所の漫才や新喜劇も結構笑っていて、芝居の中のウエーブもちゃんとやってて、なんだか微笑ましかったです。