セカンドシアター新喜劇 2023年9月30日 | 続アメマのおとしもの

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セカンドシアターには毎月数回行ってますが、二か月ぶりのセカンドシアター新喜劇。ここのところイベント系やネタバトルが多くて、セカシア新喜劇まで行けなかったので・・・。

さて今回は急遽決まった公演でして、佐藤太一郎がリーダー。いつもならかなり前から脚本を練り上げて挑む佐藤リーダーですが、今回は「それぞれの座員をイメージした台本とキャスティング」だそうな。

 

 

吉本新喜劇セカンドシアター 9月30日12時30分開演、A列で観劇。

やはり急遽決まった公演なので、チケットの売行きもイマイチで客の入りも2~3割程度でガラガラ。夜の「地蔵っ子」や明日の大黒リーダー新喜劇も、チケットの売れが苦戦してるらしい。まぁそりゃぁそうやわな・・・。明日の夜の秋田久美子のイベントは行きたかったけど。

前説・中説は筒井亜由貴高関優

漫才はビスケットブラザーズ、インディアンス、笑い飯の三組。割と受けてましたが、私個人的にはイマイチ。やたらとバカ笑いするヤツがいたので、これが興ざめするんですよねぇ。

 

●セカンドシアター新喜劇「やっと会えた大泥棒」 作:玉井聡司 演出:当山穂高

【出演】

泥棒・・・佐藤太一郎・小西武蔵、花月うどんの大将・・・もじゃ吉田、花月うどんの社長・・・五十嵐サキ、その娘・・・山田花子、サキの使用人・・・咲方響、花月うどんの本部長・・・高関優、吉本物産社長・・・レイチェル、その秘書・・・筒井亜由貴、ヤクザ・・・太田芳伸、うどん屋の客・・・カバ、警官・・・安尾信乃助

 

【舞台】

花月うどんの店内。

 

【あらすじ】

泥棒の佐藤と小西は、「かげつうどん」と「はなつきうどん」を間違えて盗みに入ってしまう。そこに花月うどんの社長のサキ、娘の花子、使用人の響らがやって来て、響がサキにこき使われている。その響に生き別れた父親が見つかったと報せが入る。店を間違えた佐藤と小西が出て行こうとするところを見つかってしまい、とっさに佐藤は響の父親だと言ってしまう。

ようやく父親に会えたと喜ぶ響だが、吉本物産の社長のレイチェルが交際を申し込もうと、秘書を父親に仕立てようとするが嘘がバレてしまう。響は本部長の高関が気になっていたが、サキが娘の花子と結婚させようとしていた。

レイチェルはフラれた腹いせに、ヤクザの太田を呼んで響を連れて行こうとするが、太田が佐藤の存在に気付く。二人は昔の仕事の仲間だった。響が佐藤は自分の父親だと言うが、太田は「こいつの娘は最近死んだ」と言い、佐藤も嘘がバレてしまう。しかし響は佐藤が高関との恋を応援してくれたり、いろいろ親身になってくれたことに感謝し、佐藤が警察に逮捕されてもまた再会を願うのでした。

 

【雑感】

流石は佐藤太一郎のお芝居なので、物語がしっかりして泣ける場面もあって、ちゃんとお芝居になっていたと思います。初日の1回目とは思えない出来栄えでした。

お馴染み小西武蔵とのコンビも快調で、小西の変化球的なボケも見どころ。これがなぁ本公演で生かせてないのが惜しい。小西の面白さが、コアなファンにしか認識されてないんですよ。

もじゃ吉田は安定の回しですし、五十嵐サキの傲慢で口の悪い社長もなかなか面白かったですね。娘の役に花子でしたが、うーん・・・出オチですね。ここは岡田直子あたりにして欲しかった。

レイチェルのチャラい社長や、太田のヤクザ、安尾の警官も定番です。

響ちゃんのマドンナも良かったですねぇ~ラストシーンでは泣いてました。ただ五十嵐サキにこき使われて、もっと不幸な感じを出すような脚本でないと、ラストが生きないように思います。

今回は新喜劇としては定番で、キャラクターも配役も定番中の定番でしたが、ダレる場面もなくて良かったですね。

 

エンディングの集合写真では、NGK出番のメンバーが抜けてます。前の漫才をせずに終演時間を繰り上げたらいいと思うのですが?どうなんですかね?

それに掛け持ち出番のメンバーを出さないのもダメなんでしょうか?

 

 

 

今回マドンナの咲方響ちゃん。ホント、ここ数年でお芝居が上手くなりました。