昭和61年の花月三館正月興行。
例年に比べるとちょっと寂しい感じの番組編成です。新喜劇も専科陣の花紀京、岡八郎、平参平、桑原和男、船場太郎が出てないので、豪華さに欠けます。
●なんば花月
やすきよが出てないのでやっぱりちょっと寂しい感じと、のりお・よしおがカットになり、まだ若手だったダウンタウンが追加。桂三枝、明石家さんまが出てるのでなんとか豪華さを保ってます。しかし演芸はほぼ現役メンバーですね。
盆・正月恒例の天津竜子舞踊劇団はうめだの中席にも出ますが、これが最後となります。
木村進、原哲男の吉本新喜劇は檀上茂作・演出「一気にトライ」。岡八郎や花紀京が出てないと正月らしい感じがありません。
●うめだ花月
笑福亭仁鶴、桂文珍、いくよ・くるよ、サブロー・シローが出てますが通常の興行って感じ。私は4日に観に行きましたが超満員でずっと立ち見でした。トップに河内家菊水丸が出てましたが、正月に河内音頭聞いてもなぁ・・・。
ポケット・ミュージカルスは退屈な民謡モン。間寛平、池乃めだかが獅子舞してました。
吉本新喜劇は「お目出たい人々」(作・演出 中村進)。テレビ中継がない作品で、寛平・めだかのギャグオンパレード。
●京都花月
京都はいつも通りですね(笑) ブームの去ったあとのザ・ぼんちは書き入れ時にはたいがい京都出番でした。チャンバラトリオ、桂勝枝、小づえ・みどり・・・京都の常連ですね。
ポケットはワイド版で「お笑い宝船」(構成:大河内通弘)と題して、パーレ・カズ、マジック中島、島田一の介ほか。
吉本新喜劇は珍しくコメディ№1が主演で、大河内通弘作・演出の「あけましておめでとサンサン」。