寛平GM杯ネタバトル7月 2022年7月2日 | 続アメマのおとしもの

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鉄道・吉本・宝塚のことなど・・・。

前日の夜勤中にチケットを取ると、なんと最前列!うーん、どうもネタバトルはマニア向けのイベントになってるようですねぇ。

夜勤明けで3時間ほど寝て、なんばへ向かいましたが、土曜日ということでNGK周辺は人混みがスゴイ。NGKも完売や残席わずかが多いのに、セカンドシアターの寂しいこと・・・。

 

 

先月はなんでもいいよ!!(筒井亜由貴・小林ゆう)が二度目の優勝。

今回はピン芸が多いようです。

 

MCは初登場の令和喜多みな実の河野、審査員は間寛平GMにメッセンジャーあいはら、シャンプーハット恋さん。

 

吉本新喜劇セカンドシアター 7月2日19時開演、A列で観劇。

前から8列ぐらいまでに、パラパラと座ってる感じで、入りとしては3割ぐらいですかね。

ルールは各ネタは2分まで、2分15秒で警告音、2分30秒で強制終了。開演前にアンケート用紙が配られ、それを元に全てのネタが終了後に、良かった3組をQRコードから投票するという方式。

 

●けんたくん

漫談であいうえを作文で、自己紹介するけど、全部毛深いネタ(笑) 電気エンジニアをやってて感電したとか、昆虫豆知識などを上手くまとめてましたし、結構喋りが良くて流暢でした。トップからなかなか好印象。

 

●玉置洋行

一人コントで、外で遊んでる孫を家の中に入るよう促す祖父をやってるんやけど、全く意味不明。寛平GMも「なんや全くわからん」。オチが絵とは言え、爺さんの遺影って怖いわ。シュールとかそういう次元ではなく、これを面白いと思って考えたのがある意味スゴイけど。

 

●クレイジーボーイズ(松本慎一郎・大黒笑けいけい)

先月と同じパターンで、葬式コントで松本が喪主でボケて、大黒が参列客となってツッコむ、そして椅子ごとコケるの繰り返し。発想は面白いねんけどなぁ。

 

●よこっちピーマン

ピーマンの扮装でピーマンのフィリップネタなんですが、字も絵もちっちゃい(笑) 最前列でも見えへん。最後あたりでフィリップの順番を間違えたようなんですが、それも分からへんがな。

 

●RAIZINぐバスケ(新井崇史・祐代朗功)

相変わらず「?」なネタで、祐代がツッコミでカウンターに置いてある呼び鈴を鳴らすんですが、まず1発目に音がちゃんと鳴ってへん(笑) もう以降は見てて辛い。

 

●曽麻綾

一人コントで、メイドが64歳のお嬢様の相手をしてディスる。いつもの英語ネタは封印して挑んでました。64歳のおばはんを相手というスゴイ設定を持ってきてるだけに、もうすこし毒舌でもいいように思います。

 

●大塚澪

先月もやった、フィリップネタの貴族自動車学校シリーズで、道路標識を庶民と貴族では意味が違うというもの。絵も分かりやすく、ネタも良く考えてましたね。読み終えたフィリップを舞台に次々と撒き散らさずに、何かに入れた方がいい。アレ、意外と気になるんです。

 

●松浦景子

最初に「バレエあるある」と大きめのフィリップが出たので、けっけお馴染みバレエネタかと思いきや、サイレント一人コントで、踊り倒してなかなかフィリップに行かない、フラフープしない、鈴鳴らさない、最後にフィリップをめくって「しんどい」(笑) これは秀逸なオチでしたね。さすが単独イベントをやるだけの実力を持ってます。

 

●人間ごっこらぼ佐藤太一郎・小西武蔵・けんたくん

佐藤が武闘家の師匠、あとの二人はその弟子。感覚を研ぎ澄まし、音だけで何か分かるのかというコントで、小西がバンバン当てていき、オチは小西への誕生日プレゼントがブランドもんで喜んでたけど、落とした音で「ニセモンかい!」。これも良く出来てたコントでした。先月のセカンド新喜劇でも佐藤・小西がいいコンビネーションを見せ、9月にもあるようなので、楽しみです。

 

●ベターず(佐藤武志・森田展義)

最年長出演者のマル兄と森田が刑事で、募金活動の変装をして張り込みをするコント。今回は漫才でなくコントに挑戦。張り込みなので、ホントに募金されたら困るので、誰も興味のない募金の掛け声をするというもの。もうちょっと捻りが欲しかったかな。ベテランだけにストレートすぎたのと、前のコントが受けすぎたのもあって、イマイチ笑いが少なかったです。

 

ここで前半10組が終了。

やっぱり審査員も玉置のネタが気になったようで・・・。

全体的に笑いは多かったと思います。

 

 

●辰己智之

フィリップネタで、掃除のプロが教える「シンデレラ」。辰己の副業から考えられたネタで、たしかに言いたいことは分かる。けどこれも絵が汚いし見にくい、字ももっと太く書かないと見えません。それ以前に活舌わるいわ、噛むわ・・・。子、丑、寅は噛んでませんでしたがね(笑)

 

●ひろっきピーマン入澤弘喜・よこっちピーマン

献血の呼び込みを入澤にレクチャーするんですが、その声のかけ方がキャッチかナンパみたいというもの。着眼点は面白かっただけに、時間オーバーでオチが見れなかったのが残念。

 

●重谷ほたる

一人コントで、ネズミが人間に見つからないように擬態化。これも発想力が凄いなと。全体的に女性座員の方が、ピン芸は強いのかな?

 

●住吉大和

一人コントで、カンフーをやるんですが、そのナレーションにツッコミを入れるもの。ボケを重ねるもので、コントとしては王道。それだけにもっと無茶振りが欲しかった。

 

●おひさまとレインコート生瀬行人・祐代朗功

刑事コントで、下着泥棒を張り込むんですが、実は祐代が下着泥棒で・・・。前半では祐代がツッコミの漫才でしたが、後半の出番はボケ側。うーん、「Shall we パンツ」ってなんやねん。

 

●谷川友梨

今回はセーラームーンのコスプレはなしで、普通の格好でにフィリップ漫談。自虐ネタで、10年間彼氏がおらず、マッチングアプリで彼氏探し。それで出会ったのが僧侶(笑)。オチで口説かれた芸人の名前を叫んで終わる(爆)。さすが喋りは達者ですが、緊張なのか噛んでたのが惜しい。彼女、喋りも上手いし、芝居も出来るし、美人なのに、なんで売れないんでしょうね? 絶対、何か秘めてるモノが何かあると思います、それを出し切れてないのかな。

 

●花月高校野球部おやどまり前田まみ高関優・清水啓之

野球部あるあるコントで、まみちゃんがマネージャーでアナウンス、おやどまり・高関が部員、その3人の行動にシミヒロがツッコミます。これもよく出来てたコントで、おやどまりの滑舌の悪い野球部キャプテンは、かなり笑いました。

 

●岩﨑タツキ

前回までピン、漫才、コントと出まくっていたけど、今回はピンで漫談のみの出場。奈良公園で人力車を牽くバイトをしてるらしく、それをネタにしてました。やっぱ喋りは達者。

 

●人間ごっこKKらぼ佐藤太一郎小西武蔵松浦景子

好調の佐藤・小西コンビにけっけが加わります。小西が140歳のジジイ、その孫の佐藤もジジイ、けっけは中学生の設定で、孫の佐藤が先に死に、それに続いて小西も死にそうになるが、走馬灯に出てくるけっけのバレエが長い!ってコント。これも良く考えられたコントでした。

 

●はっぴーあんどらっきーもじゃ吉田いがわゆり蚊

彼氏と彼女が家で過ごすも、彼女のヤキモチが凄くて、さらに彼氏の前では喋り方がイタイ。そこに会社からの電話では彼女はバリバリの仕事の出来る喋り方という、ギャップの激しさを見せたもので、設定的にはそう大したことはないんですが、そこはシュールと演技力を持ち合わせたいがわですから、もう素晴らしく変な女に仕上がってました(笑) もじゃのツッコミも上手いし。オチで暗転し、袖にハケるまで喋り続けたいがわは流石。

 

 

 

全20組が終了。今回はなかなかレベルがいいように思いましたが、全体的にコントが強いものの、女性座員のピン芸もなかなかのモノでした。逆に男性座員はもう少し頑張っていただきたいですが、佐藤太一郎、小西武蔵、けんたくんは健闘してましたね。

 

さて7月のネタバトル優勝者は・・・人間ごっこらぼ(佐藤太一郎・小西武蔵・けんたくん)でした!私もここに1票入れましたからね。どうやらキングオブコントに挑むらしいですので、頑張って欲しいです。

2位・・・はっぴーあんどらっきー、3位・・・松浦景子、4位・・・花月高校野球部、5位・・・大塚澪、5位・・・人間ごっこKKらぼ、7位・・・谷川友梨、8位・・・重谷ほたる、9位・・・ベターず、10位・・・けんたくん、10位・・・曽麻綾。

 

人間ごっこは5位にも入りました。そして女性ピン芸が5人もいることに、私が思ったように他の方々も同じように見てたんだなと思いましたね。

客の入りがイマイチ良くないだけに、もっと若手座員の実力を知らしめることが出来ないのが残念です。