セカンドシアター新喜劇 2022年6月5日 | 続アメマのおとしもの

続アメマのおとしもの

鉄道・吉本・宝塚のことなど・・・。

約一か月ぶりのセカンドシアター新喜劇の観劇です。

5月末の分も行こうかと思ったんですが、夜勤明けだと迷うんですよねぇ・・・。

 

 

 

今回も劇場前で出演者が呼び込みをやってました。若手女優の湯澤花梨ちゃんと佐藤美優ちゃん。花梨ちゃんは色っぽいし、美優ちゃんは元気イッパイですね。

 

吉本新喜劇セカンドシアター 6月5日16時開演、A列で観劇。

客の入りは前から4~6列程度。吉田裕がリーダーでもこんな感じなのかぁ。

●セカンドシアター新喜劇「盗人は感情ゆたかで義理人情にあつし」 作・演出 当山穂高

【出演】

旅館荒らし・・・吉田裕・奥重敦史、旅館の女将・・・吉岡友見、その娘・・・佐藤美優、美優の彼氏・・・生瀬行人、友見の亡くなった主人の同級生(刑事)・・・もりすけ、同後輩(刑事)・・・岩﨑タツキ、セカンドリゾート社長・・・瀧見信行、その秘書・・・湯澤花梨、借金取り・・・大黒笑けいけいけんたくん、旅館の客・・・玉置洋行

 

【舞台】

旅館のフロントとロビー。

 

【あらすじ】

吉田と奥重は自分たちの借金返済のために、旅館の高価な壷を盗みに客として来る。女将の友見は未亡人で、娘の美優は女優になりたいと一年前に家を出ていたっと吉田たちは知る。

小さいながらも繁盛している旅館だったが、瀧見のリゾート会社がここを売れとやってくるが、主人と築いた旅館を売る気はないと女将は追い返す。そこに美優が彼氏を連れて帰って来て、友見は喜んで迎える。その夜、壷を盗もうとする吉田と奥重が見たのは、美優の彼氏の生瀬が実は瀧見とグルで、美優を騙して旅館の権利書を奪おうと計画する電話だった。

翌朝、壷を盗むことに成功した吉田と奥重が帰ろうとすると、生瀬の借金取りがやって来て、友見は借金の肩代わりに瀧見らに土地の権利書を渡してしまうが、吉田たちが昨夜のことを話、瀧見らの計画は失敗に終わる。吉田たちが帰ろうとすると、昨夜宿泊していた刑事たちがカバンが入れ替わっていたと戻って来て、吉田たちの仕業がバレるも、自分たちの旅館を救ってくれたと友見は壷をあげることにする。吉田は喜んで外に出た途端、壷を落として割ってしまうのでした。

 

【雑感】

物語は新喜劇でもよくあるパターンで、特に新鮮味はないものの、いつもの完全な回し役がいないのが珍しい感じでしたね。普段なら旅館の従業員が回し的な役でいますが、吉田は外からやってくる人物で、話の芯ですし、回しっぽい感じのツッコミは多いですが、いつもとちょっと違う感じでしたね。

個人ギャグもドリルぐらいで、しかも暗闇の中でやってたのも面白い設定でした。その暗闇もNGKや祇園なら青色の照明で、うっすらと舞台が見えるようにしてますが、今回はホントに闇で、懐中電灯だけってのも小劇場ならではの演出。

瀧見の嫌な感じの社長役も板についてましたし、特に奥重がボケまくってかなり笑いを取れるのが分かったのが収穫ですね。いつものインコネタもなかったですし。

もりすけは最初はいつもと同じ感じなのかなと思ってましたが、ラストで大活躍で、彼も使い方によっては力を出せるんですよね。カーテンコールでは苦手な先輩がいないと楽しくやれるそうだと言ってましたが(笑)    女優陣は吉岡友見の女将役もなかなかのモノ、美優ちゃんは本公演でもありそうな役ですから想定内の出来。花梨ちゃんはちょっと嫌味な雰囲気は出てたものの、ボケる台詞のパンチが弱かったのが残念。まぁこういうのも若手新喜劇が勉強の場である意義ですからね。

 

コロナ禍で新喜劇人気がやや下がったような感じですが、またNGKにも客足が戻って来てますし、こういう実験劇場で、若手が腕を磨いて本公演でドカンと笑いを取れるように、頑張って欲しいですね。

宝塚歌劇の新人公演みたいに、本公演の役を新人がやるだけでなく、新喜劇なんですから脚本も実験的で前衛的な物も見たい気がします。

2列目センター付近に過剰な拍手をする一団がいて、若干興ざめな感じもありましたがね・・・。

 

終演後はいつもの撮影タイム。こうしてメンバーを見ると、若手といいつつもオッサンが多いですね(笑)