2022年4月23日~5月30日 宝塚大劇場・星組公演
初舞台生公演が満を持して4月23日に初日の幕を開けたものの、公演関係者からコロナ陽性者が出たため4月30日~5月19日まで公演中止。5月20日に公演は再開しましたが、30日には千秋楽。初日から6日間と再開から10日だけの貴重な公演となってしまいました。
初舞台生が全員東京に行くことが出来るといいのですがねぇ・・・。組配属も決まったし、無理なのかなぁ。
5月26日15時30分公演、1階17列目で観劇。
初舞台生口上は、千乃新、琴華ひまわり、乙妃優寿。
※ネタバレ注意。
●ミュージカル・エトワール「めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人-」 作・演出/小柳奈穂子
2011年に柚希礼音を中心とした星組で上演された『めぐり会いは再び』は、恋する男女が織りなす騒動を華やかにコミカルに描きあげたミュージカルとして大好評を博し、翌年には『めぐり会いは再び 2nd ~Star Bride~』を続演。この度は第3弾として、前作で礼真琴が演じたルーチェと、ガールフレンドのアンジェリークを中心としたオリジナル新作ミュージカル。架空の王国を舞台に、個性豊かなキャラクター達が繰り広げる、ミステリー仕立てのラブコメディ。
もちろん初演も続演も見てますが、私個人的には大して面白いとは思わなかったんですね。初演時は台湾公演の和物・洋物レビューとの3本立てで、その間に挟まれた30分の作品。続演時は前物が名作「ノバ・ボサ・ノバ」で、後物のフィナーレ付と芝居で1時間強いほどのものでしたので、まぁなんとか見るに堪える作品にはなってました。
しかし今回は前物のがっつり1時間半。さて、どうなるのかと心配でしたが、私の予感は的中で・・・。やっぱりこの手のガチャガチャしたラブコメディは苦手だわ・・・。開演して20~30分ほどで睡魔に襲われ、途中は完全に寝てました。
初演・続演を見てなくても、小柳氏はこの作品を楽しめると云ってたようですが、見てても私は忘れてましたし、やっぱり見てないと分からないような台詞も多くありました。その説明台詞や歌が多いのも、眠気を誘う一因。それに登場人物が多すぎて、整理できない。
たしかに礼真琴の少年性や、舞空瞳の少女性、瀬央ゆりあの大人びた感じや、有沙瞳の存在感など生徒の個性を生かした配役になっていたと思います。それ故に内輪受けというか、星組ファン向けだけの作品になってしまい、一般客や私のような曲がった根性の客は、世界に入り込めませんね。カッコいい曲も多いし、衣装も凝ってたし、作品の導入は良かったんですが、物語が進むに連れて、なんか冷めてしまって・・・。ラストに無理やりにメッセージ性を強く入れても、あざとさが目に付いて感動には結びつきません。
大昔からの宝塚コメディのオーバーアクションと、おとぎ話チックなものは、私はホント苦手です。
なので今回は各配役についての感想もありませんし、はるこちゃんの退団公演なのにガッカリでした。