約一か月ぶりのＮＧＫ本公演の観劇で、今回は漫才から新喜劇まで全部見ます。
5月18日からの吉本新喜劇が、33年ぶりの間寛平座長公演ということで、久々に早めにチケットを取りました。
5月24日11時公演、1階C列で観劇。
※新喜劇ネタバレ注意。
今日は1階席は学生の団体も入って満席、2階席は半分ほどの入りで、平日もだいぶんお客さんが戻ってきてるのですかね？
●ミルクボーイ
トップにいきなり人気者が出て、客席が沸きます。ラジオ体操第一の二つ目の振りをネタにしたもの。5分はちょっと物足りないですね。
●囲碁将棋
心理テスト漫才で、客を巻き込みながら、猿・牛・馬・ライオンを選んだ結果で笑わせます。私は初めて生で見ましたが、結構面白かったです。
●佐久間一行
都道府県クイズのフィリップネタで、何かと針葉樹林が出てきます。この手の芸は苦手なんですが、今日は結構笑いました。会場の盛り上がりのせいもあるのかな？
●ティーアップ
学生たちに受けるか心配でしたが、オーソドックスに「鶴の恩返し」をブラックにしたネタで受けてたのでホッと一安心。
●西川きよし
めくりに「西川きよし」と出ると、「おぉ～」と声が上がります。やはり知名度が違いますよね。ネタに入っても結構受けてました。ここまでで7分押し。
●プラス・マイナス
一風変わった「マジカルバナナ」みたいなネタで、テンポよく展開ですが、ここボケもツッコミも変人なんですよね(笑)
●矢野・兵動
モタレはいつものオッサンネタで、確実に笑いを取ります。華のあるコンビではないのですが、兵動の巧みな話術と、矢野のハイテンションさがなんだかおもしろいんですよね。
●オール阪神・巨人
やはりめくりに名前が出ると歓声が上がり、登場すると舞台が華やかになります。先月のNGK初日の1回目ですごく滑ったことを巨人さんが気にしてて、しばらく凹まれていたようでしたが、今日もいつもの子供ネタから脱線しつつも、さすがの大御所漫才を見せてくれました。
阪巨終了時点で10分押し。
◆吉本新喜劇「寛平爺さん、いくつになってもあまえんぼう」 作・演出 鳴瀬冨三子
【出演】
うどん屋の大大将･･･間寛平、その息子･･･内場勝則、勝則の娘･･･佐藤美優、うどん屋の従業員･･･信濃岳夫、向かいのクリーニング屋･･･未知やすえ、吉本出版の編集者･･･前田まみ、商店街の人･･･瀧見信行、金融屋･･･辻本茂雄・アキ、開発会社社長･･･浅香あき恵、同社員･･･住吉大和、花月組のチンピラ･･･佐藤武志・森田展義、うどん屋の客･･･やなぎ浩二・若井みどり・大黒笑けいけい・いがわゆり蚊。
【あらすじ】
うどん屋の大大将の寛平爺さんは、息子の勝則の再婚相手を探していた。しかし勝則は客で来ていたまみに一目ぼれし告白するが、まみが好きだったのはなんと寛平爺さん。そこに寛平の借金取りが来たり、開発業者が土地を売って欲しいと来たり、まみに結婚詐欺師の噂が出たりと大騒動。
しかしまみは結婚詐欺師ではなく、本当に寛平爺さんに惚れているのでした。フラれた勝則は、向かいのやすえと結ばれてめでたしめでたし。
【雑感】
いや～アドリブだらけで、久々に新喜劇を見て涙が出るほど笑いました。初日から伸びまくりで、テレビ収録でも伸びて、結局この日も45分のところを1時間5分やってました(笑) そりゃぁ1景だけで47分ありましたからね。
もう寛平、辻本、アキ、内場で遊ぶ遊ぶ！かなりいしつこい気もしましたが、受けるから仕方ない。寛平ちゃんが座長といいながらも、回しと話の芯は内場さんですし、ハチャメチャになりながらもしっかり軌道修正します。まみちゃんも久々のＮＧＫでもマドンナは嬉しかったけど、またぽっちゃりしたのかな？全然かわいいですけどね。
ベテランやなぎ浩二、若井みどりがうどん屋の客って！どんな贅沢な使い方や！しかしやなぎ浩二も老いたなぁ。久々のＮＧＫ出番のマル兄こと佐藤武志も、ベターずの相方森田展義とチンピラ役で出たものの、受けはイマイチ。初日だけ大暴れしたらしいですが、敢え無くカット。いまの観客にはマル兄の認知度は低すぎて、面白さが伝わらないのが残念。これだけベテランが揃うと、さすがのリーダーの信濃岳夫も影が薄く感じました。
結局、2景の18分ほどで話が解決するので、物語なんてあってないようなものでしたが、いつもの新喜劇とは笑いの大きさが違いました。現座長が4人集まるよりも、元座長が3人集まる方がパワーを感じましたね。まぁこれも今回だけだからってのもあるでしょうけど･･･。
とにかく理屈抜きに面白い新喜劇が見れたし、笑い疲れました(笑) 漫才からの流れで約30分も押して終演。