この日は特に吉本を見に行く予定ではなかったのですが、鉄旅で予定が狂ってしまい、京都に来たので急遽の観劇となりました。10日に行ったときはお盆興行と銘打ったものの、ショボイ出演者と少ない観客に、コロナ禍とはいえ少々驚きでしたが、緊急事態宣言で夏休みの日曜日の入りはどうなのか？気になるところであります。
全体が見えるように、あえて後ろの席を選びました。客席稼働率50％にしてましたが、それでも前回に比べると入ってる方です。半数が子供でしたが･･･。
8月22日15時開演、せ列で観劇。
●ヘンダーソン
トップはだいぶん以前に金原早苗ちゃんのイベントで見た子安のコンビ。ちゃんと漫才を見たのは久々でしたが、ズボンを下げるのには子供たちは大爆笑。走り回る動きのある漫才は、夏休み時期にはいいですよね。ただでさえ、漫才が5組も続きますし。
●スマイル
川柳やことわざのネタで、オーソドックスな展開でしたが、これもなかなか面白かったです。
●ロバート
サークルの勧誘のコントなんですが、ずっと変なリズムでしゃべる秋山と馬場に、このリズムが変に耳について、なんか変な世界観でしたが、笑えました。このリズムを後の二組もネタにしてたほど。
●矢野・兵動
おなじみおっさんネタ。ちょっと子供たちには受けが悪かったですが、我々は安定の笑いで安心できます。
●オール阪神・巨人
ヘンダーソンからロバートまで、巨人さんが客席の一番後ろで見てましたわ。ネタは久々にお小水でなく、子供ネタ。子供が多いということは、若い世代の親も多い中で、これだけの笑いを取れるのは流石。後半はかなり遊んで、20分やって終了。
◆祇園吉本新喜劇「結婚は耐え忍ぶが如し！？」 作・演出 大東伸明
【出演】
花月旅館の仲居･･･すっちー、同番頭･･･清水けんじ、同主人･･･佐藤太一郎、同垢すりのおばちゃん･･･若井みどり、太一郎の恋人･･･佐藤美優、児童養護施設の園長･･･佑希梨奈、忍者･･･タックルながい。、旅館の客･･･もじゃ吉田、銀行強盗･･･吉田ヒロ・松浦真也。
【あらすじ】
旅館の主人の太一郎は、恋人の美優と結婚しようとするが、美優は親がおらず児童養護施設で育ったので、そこの園長（佑希梨奈）が親代わりになっていた。しかし太一郎は美優との結婚を園長に反対されてしまう。その理由は太一郎は佐藤家の殿様の末裔で、美優は吉本家の姫様の末裔。両家は600年前から敵対しており、園長は実は美優を守るための忍者。なんと仲居のすち子、垢すりのおばちゃんのみどりも、太一郎を守るための忍者だった。悩む太一郎に力になろうとするすち子たちだったが、そこに銀行強盗がやって来て、美優を人質に取る。なんとか皆で協力し、美優を救出。それがきっかけで、こんなことでいつまでもいがみ合っていても仕方ないと、長年の争いをやめ、結婚を許すのでした。
【雑感】
ロミオとジュリエット的な話で、そこに強盗が出てきて問題解決という、新喜劇お馴染みの展開ながら、そこに忍者をスパイス的に入れたのは良かったですね。ただ何度も書いてますが、祇園の新喜劇の人数では展開の仕方に限界がありますね。二景ですち子が、太一郎に忍術（？）を伝授する場面は完全にお遊びで、ここが一番盛り上がったかも(笑)
すっちーはやはりしみけんがいると安心して遊んでいるのがわかりますね。
銀行強盗の松浦の歌ネタは今回はちょっと弱く、私個人的にはヒロの「乳クリマンボ」と「まゆげボーン！」を見れたのが懐かしかったですが(笑) 祇園はＮＧＫと違って、いろんな座員の役の付け方も、見どころのひとつなんですが、今回は園長の佑希梨奈はエエ役やのに、イマイチ生かし切れてなかったかな。ここは浅香あき恵ぐらいのインパクトが欲しいところ。マドンナは佐藤美優で、ここ最近役付きが良く出番も多くて、私個人的には「そんなに多用される子かな？」と思ってましたが、ここ数カ月でメキメキ伸びてますね。めちゃくちゃ美人でない（失礼）けど、声もしっかり出てますし、台詞がはっきり聞こえます。やはり笑いはとりたいでしょうけど、基礎の芝居がきっちり出来てる子は全然違いますもんね。咲方響ちゃん同様に、今後が期待出来そうな新人さんです。