なんばグランド花月 2021年4月21日 | 続アメマのおとしもの

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鉄道・吉本・宝塚のことなど・・・。

3月に緊急事態宣言が解除になり、客足が戻りつつあったNGKでしたが、4月に入りコロナ感染者が急増し、まん防も効果なく再び緊急事態宣言が出ようとしてます。さてエンタメ界はどうなるのでしょうか??

 

今日は休みでもともとNGKか祇園に行こうと思てったのですが、午前中に職場の会議に出席、その後大阪に出て日本橋で買い物してたら、2回目公演の開演時間を過ぎてしまってまして・・・。まぁそこまで見たい漫才・落語のメンバーでもなかったので、新喜劇だけでええわとなった次第であります。

 

 

4月21日15時55分開演、1階J列で観劇。

※ネタバレ注意。

そうなんです、2回目公演の新喜劇だけだと2000円で入れるのです。チケットを買って、ロビーに行くとまだモニターでトリの文珍さんの落語をやってまして、それが終わるまでロビーで待機。5分ほど押してました。

客席に行くとやはりガラガラで、今日は40人ほど。そのうち新喜劇からの入場者は5人ぐらい。私の座ったJ列から後ろは誰もいませんでしたね。

 

 

◆吉本新喜劇「最悪な再会」 作・演出 宮崎高章

【出演】

花月旅館の番頭・・・信濃岳夫、同女将・・・浅香あき恵、同若女将・・・金原早苗、同従業員・・・松浦真也森田まりこ、あき恵の父親(大旦那)・・・烏川耕一、清水屋の若旦那・・・清水けんじ、吉田旅館の若旦那・・・吉田裕、諸見荘の若旦那・・・諸見里大介、警官・・・Mr.オクレ、探偵・・・アキ、旅館荒らし・・・辻本茂雄今別府直之、旅館の客・・・清水啓之・もじゃ吉田井上安世・鮫島幸恵

【あらすじ】

花月旅館の番頭の信濃は、ここの若女将の早苗と結婚することになっていた。信濃は5歳の時に蒸発した父親がいて、早苗は信濃に内緒で探偵(アキ)に父親捜しを依頼していた。探偵が父親の携帯番号を調べて持ってくるが、大旦那(烏川耕一)が二人の結婚に大反対。

そこに旅館荒らし(今別府直之)が来るが、旅館仲間の協力も得て捕まえることができた。そして信濃が父親の携帯に電話をかけると、今別府の携帯が鳴る。旅館荒らしを捕まえたことで、大旦那の信頼を得たのに、このことが分かるとまた結婚を反対されてしまうので、今別府を逃す方法を旅館荒らしの仲間(辻本茂雄)と計画するもバレてしまう。

今別府と辻本は警察に逮捕され、連行されるときに、大旦那に信濃と早苗の結婚の許しを願う。そして無事に結婚は承諾されたが、探偵が先ほどの調査結果の報告に間違いがあって、新しい携帯番号を伝えに来る。そこで信濃が電話をすると、携帯が鳴ったのは辻本でした。

 

【雑感】

4リーダー+辻本茂雄の豪華メンバーのお芝居で、安世ちゃんや鮫ちゃんが旅館の客という非常に勿体ない使い方。まぁその分、下っ端座員が出てなくて、祇園と比べて芝居に分厚さがでますがね。

お芝居自体は信濃リーダー週らしい、いつものパターンをちょっと捻った感じで、珍しく二景モンです。結婚を反対され、旅館荒らしが来てお馴染み人質パターンになって、問題解決で結婚承諾というのが一景だけで来ます。なので展開が早いから、これは何かあるなと思っていたら、辻本の登場で話が膨らんできます。どんでん返しとまでは行きませんが、意表を突く感じですね。

今別府直之の前半のクソすぎる暴言の数々が、後半でマジ演技に繋がるのがちょっと変わり過ぎのような気もしましたが、まぁ彼のキャラ+物語の芯なので、それも仕方ないか。余りも突然の大声での返事にとかに、周りの役者が爆笑してましたわ(特に早苗ちゃん)。

リーダーの信濃は全てを回しつつも、物語の芯で安定してますね。他の3リーダーはくり抜き的で、お気楽な役ですが、やはり存在感はあります。そして専科格の辻本茂雄が出て来ると、笑いが一気に大きくなりますね。バーコードのハゲヅラで以前の「シゲオ」キャラっぽくやってますが、目立ちすぎず存在を消し過ぎずのバランスがいいです。個人ギャグも全員控え目で、お芝居に徹したのも今回は好感が持てました。

マドンナの早苗ちゃんは信濃とカップルなので、小泉夫妻ネタをするかと思ってましたが、封印しての純粋マドンナ。やはり芝居ができる人なので、こういうのを見ると私的には嬉しいと同時に、物足りませんがね(笑)

 

リーダー週はテレビ収録しても、放送日が未定なのですが、放送を楽しみに待ちたいですね。