なんばグランド花月 2020年7月29日 | 続アメマのおとしもの

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新型コロナウイルスの影響で、3月2日から休館していたNGKが6月19日から再開しましたが、漫才・落語のみで新喜劇はやってませんでした。しかし7月に入り、漫才もアクリル板を撤去、座席数も増え、17日から新喜劇も再開されました。しかしまた大阪でも感染者が増えつつある状況なので、土日の公演以外は完売になることはない様子です。

とにかく、新喜劇を久々に生で見たいのでチケットを取りました。入場前に感染対策として、住所と氏名を記入し、検温してから場内へ。

 

 

 

7月29日15時開演、1階C列で観劇。A・B列は販売しないので、実質最前列。※新喜劇ネタバレ注意。

客の入りは50人強ってところですかね。

 

1時間で換気でドアを開放するため、公演時間が以前より30分短くなってますが、チケット代はそのままという、さすがは吉本(笑) まぁ劇場も閉めてましたからねぇ・・・。

前説はペガサスという女性コンビ。元教師とデブというインパクトはあるのに、イマイチ喋りが下手でした。新喜劇前の中説、終演後の後説も担当。

 

●藤崎マーケット

トップは以前に「ラララライ♪」で一世風靡しましたが、今はそれをやめてしゃべくり一本にして、ええ漫才やってます。最近のムカつくことをネタに、USJとか新喜劇のオープニングの白々しい客とかやってました。

 

●もりやすバンバンビガロ

曲芸で一気に雰囲気が変わります。緩い空気感ながらも、結構レベルの高いことやって、観客を笑わせつつやるのはスゴイですね。トリネタはボールをジャグリングしながら、ルービックキューブを元に戻すのですが、そこで私が舞台上からルービックキューブを回す方向を言うように言われたんですが、回す回数が少なすぎて「それだけ!?」(笑)

 

●ジャルジャル

自己紹介ギャグを5分間ぐらい続け、その後は国名分けというよう分からんゲームをやってました。テンポがいいものの、全体的にしつこかったかな。

 

●矢野・兵動

なぜかこのコンビだけ、コロナ再開後のようにセンターにアクリル板を置いて、マイク2本で別れて漫才。なのに笑えるのは、流石だなと。いつものオッサンネタ。

 

●ザ・ぼんち

何度も見てるネタですが、おさむちゃんの暴走が毎回違うので笑えます。重鎮コンビが全力投球なのが嬉しいですね。

 

●桂文珍

小噺やちょっと捻ったネタが文珍さんらしく、後半はAIロボのファミレスネタは、リアルで近未来的でした。

 

 

◆吉本新喜劇「雲行き怪しき、結婚式!?」 作・演出 稲見周平

【出演】

結婚式場の新入社員・・・吉田裕、従業員・・・松浦真也森田まりこ、結婚式場の社長(裕の父親)・・・島田一の介、新郎・・・信濃岳夫、新婦・・・岡田直子、新郎・・・清水けんじ、新婦・・・鮫島幸恵、けんじの父親・・・Mr.オクレ、母親・・・浅香あき恵、直子の兄・・・太田芳伸、警官・・・烏川耕一・レイチェル、チンピラ・・・吉田ヒロ・アキ・諸見里大介、披露宴の客・・・清水啓之・伊丹祐貴小林ゆう・佐藤美優、幸恵の父親・・・内場勝則

【舞台】

結婚式場「花月殿」。センターにチャペルへの出入口、下手は玄関へ通じる、上手は控室で、上手奥はカウンターと従業員用の出入口。

 

【あらすじ】

結婚式場の社長(島田一の介)の息子(吉田裕)は、新しくこの式場の主任の立場を任されることになる。そこで様々なトラブルが起こってしまう。清水けんじと鮫島幸恵が結婚式を挙げる当日になって、10年前に幸恵を捨てて出て行った父親(内場勝則)が、やってくるが、幸恵は父親を恨んでいて許せない。結婚式になんて出席させないと怒っている。そこで主任や従業員(松浦真也・森田まりこ)が内場に協力して、変装をさせて式場に潜り込ませるも失敗。そこに内場を追ってチンピラ(吉田ヒロ・アキ・諸見里大介)がやって来て、内場が持って逃げたカバンを取り戻しに来るが、返さないと幸恵を人質に取ってしまう。その時に内場は幸恵に対する愛情を吐露し、蒸発した理由を知る。内場は友人の借金の保証人になり、娘に迷惑はかけるまいと家を出たのだ。理由を知った幸恵は内場を許すが、内場はチンピラたちに麻薬の運び屋をやらされていて、今日逮捕されてしまう。警官に連行される前に、内場は幸恵とバージンロードを歩くのでした。

 

【雑感】

結婚式場での親子再会の話は新喜劇ではおなじみ。今回は吉田裕がリーダーで全て回しで、話の芯は内場勝則と鮫島幸恵でしたから、かなりお話がしっかりしたものに仕上がっていました。そこにイチボケの位置で絡むヤンシー&マリコンヌや、やりたい放題のチンピラたちに大いに笑いました。鮫ちゃんのウエディングドレスも素敵でしたが、岡田直子も良かったですよ(笑) 少ない観客でしたが、笑いはかなり大きくあり、コロナ前と変わらぬ新喜劇にホッとしました。